ノココ








名前が似ているだけの言い換えだと思われがちですが、この2つは料金の違う別サービスです。
差は月220円。この記事では、自分がどちらを契約しているかの確かめ方と、変えるべきかどうかの判断基準を整理します。
OCN for ドコモ光は今も使えます|新規の申込みだけができません


OCN for ドコモ光は、2023年6月30日で新規受付を終えたプロバイダです。すでに契約している人は、そのまま使い続けられます。
ドコモ公式のプロバイダ一覧でも、新規受付を停止したタイプBプロバイダとして「OCN」が挙げられています。同じページに、利用中の場合は継続して利用できるとも明記されています。
新規受付は終了済み。今使っている契約は、そのまま続きます。
「OCN」と名の付く3つのサービス


混乱の原因は、OCNの名前が付くサービスが3つあることです。まずは並べて見てください。
| 名称 | 何のサービスか | 今の状態 |
|---|---|---|
| OCN for ドコモ光 | ドコモ光のプロバイダ(タイプB) | 新規受付終了 |
| OCN インターネット | ドコモ光のプロバイダ(タイプA) | 申込み可 |
| OCN 光 | フレッツ光を使った別の回線 | 新規受付終了 |
上の2つはドコモ光の中身の話です。いちばん下のOCN 光だけは、ドコモ光とは別の回線契約になります。






自分がどれかは月額料金を見れば分かります


確かめ方は2つです。My docomoの契約内容でプロバイダ名を見るか、月額料金の数字から逆算するかになります。
ドコモ公式が公開している1ギガ・2年定期契約の金額を並べます。すべて税込です。
| タイプA(OCN インターネット) | タイプB(OCN for ドコモ光) | |
|---|---|---|
| マンション | 4,400円 | 4,620円 |
| 戸建 | 5,720円 | 5,940円 |
月額が4,620円か5,940円なら、契約しているのはOCN for ドコモ光のほうです。請求内訳を開いて、まずこの数字を確かめてください。
なお、これから新しくドコモ光を申し込む場合、OCN for ドコモ光は選べません。選択肢はタイプAのプロバイダになります。
候補はOCN インターネットだけではありません。GMOとくとくBBのような窓口も同じタイプAで、新規・転用・事業者変更で申し込む方なら特典も比べられます。
タイプAとタイプBで何が変わるのかを先に知りたい方は、こちらで整理しています。


OCN for ドコモ光はタイプB|同じOCNでも月220円高くつきます


2つの最大の違いは、料金タイプです。OCN for ドコモ光はタイプB、OCN インターネットはタイプAで、月額に220円の差が生まれます。
年に直すと2,640円。5年使えば13,200円になり、気づかないまま積み上がっていく金額です。
差は月220円。年2,640円が、契約名の違いだけで発生します。
サービスの中身はほぼ同じです


では220円ぶんの差が中身にあるのかというと、ほとんどありません。ドコモが公開している提供条件書を突き合わせると、共通する項目のほうが多いのです。
| 項目 | OCN for ドコモ光 | OCN インターネット |
|---|---|---|
| メールアドレス | 1個・10GB | 1個・10GB |
| Wi-Fiルーター | 無償レンタル | 無償レンタル |
| 訪問サポート | 初回無料 | 初回無料 |
| セキュリティソフト | マイセキュア | ウイルスバスター |
| 10ギガ | 非対応 | 対応 |
違いらしい違いは、付いてくるセキュリティソフトと10ギガへの対応だけ。220円の差は、サービスの厚みの差ではありません。






待っていてもOCN インターネットには変わりません


ここがいちばん誤解されやすいところです。ぷららやドコモnetのように自動でOCN インターネットへ切り替わるという告知は、タイプBのOCNには出ていません。
ドコモは、ドコモnetを2026年12月より順次、plala(ドコモ光)を2027年6月より順次OCN インターネットへ統合すると公表しています。一方でタイプBの「OCN」については、2026年7月時点で同じ告知が確認できません。
公式のプロバイダ一覧に書かれているのは、継続して利用できるという一文だけです。待っていれば安くなる、という話ではありません。
統合の告知があるのはドコモnetとplala。OCNには出ていません。
ぷららを使っている家族がいる場合は、そちらは事情が違います。統合の時期と必要な手続きは、こちらで確認できます。


移った先のOCN インターネットが実際どうなのかを知りたい方は、実測データからこちらで確認できます。


変えるべきかどうかは15か月で決まります


判断は計算で終わります。プロバイダ変更の事務手数料3,300円を、毎月浮く220円で割ると15か月です。
つまり16か月目からは、変えたほうが得になります。ドコモ光をあと2年使う見込みがあるなら、迷う場面ではありません。
3,300円÷220円=15か月。16か月目から差額が返ってきます。
手続きの窓口は、電話・ドコモショップ・ドコモオンライン手続きの3つ。オンライン手続きなら24時間受け付けています。






変えても失うものはほとんどありません


変更をためらう理由の多くはメールアドレスですが、OCN インターネットへ移るなら心配ありません。ドコモ公式は、現在のメールアドレスや接続設定を変更せずに切りかえられると明記しています。
提供条件書にも、OCNの認証IDと認証パスワードは変更なく利用できると書かれています。ルーターやメールソフトを設定し直す必要もありません。
ぷららからの統合では、IDもメールアドレスもOCNのものへ変わります。同じOCN同士の変更は、その手間がまるごとありません。
ひとつだけ失うのはWi-Fiルーターの2度目のレンタルです


ただし、引き継げないものがひとつあります。OCN for ドコモ光でWi-Fiルーターの無償レンタルを受けた方は、OCN インターネットで新たに申し込むことができません。
これはOCN インターネットの提供条件書に書かれた条件です。訪問サポートも、すでに無料で受けている場合は対象外になります。
ルーターの無償レンタルは1回きり。OCN内での移動では戻りません。
手元のルーターを新しくしたいなら、変更先をOCN インターネット以外のタイプAにするという手もあります。プロバイダが変われば、そのプロバイダの貸出条件が改めて適用されるからです。
GMOとくとくBBもタイプAのひとつで、貸出条件は申込みページで確認できます。ルーターが古いと感じているなら、変更先を決める前に各社の条件を見比べてください。
ひとつ先にお伝えしておくと、プロバイダだけを変える手続きは、どの窓口を選んでもキャッシュバック特典の対象になりません。特典は新規・転用・事業者変更の申込みが対象です。
プロバイダ変更に特典は付きません。比べるのはサービスの中身です。
各プロバイダのルーターの貸出条件をまとめて見比べたい方は、こちらで確認できます。


変えると決めた方は、手続きの流れとメールアドレスの扱いをこちらで追えます。


10ギガにしたいならプロバイダ変更は避けて通れません


ドコモ光10ギガへプランを変えたい場合、OCN for ドコモ光のままでは進めません。10ギガに対応するタイプBのプロバイダは3社だけで、OCNはそこに含まれていないからです。
ドコモ公式の10ギガ対応プロバイダ一覧に載っているタイプBは、BB.excite・エディオンネット・AsahiNetの3社。OCNの名前は、タイプAの側にしかありません。
10ギガにOCN(タイプB)は非対応。先にプロバイダを変えます。
10ギガの月額も、タイプAが6,380円、タイプBが6,600円で同じ220円差です。10ギガを検討しているなら、プロバイダ変更を先に済ませてください。
10ギガでどのプロバイダを選ぶかは、こちらで対応状況ごとに整理しています。


OCN 光からドコモ光へ移る場合は事情がひとつ違います


ここまではドコモ光の中でのプロバイダの話でした。OCN 光は回線そのものが別契約のため、ドコモ光へ移るときは事業者変更という手続きになります。
かかる費用も変わります。プロバイダ変更の3,300円ではなく、ドコモ光の契約事務手数料4,950円が発生します。
費用面で見落とされやすい点が、さらに2つあります。ひとつは違約金です。
OCN 光の更新月以外に事業者変更すると、2年自動更新型割引で11,000円、新2年自動更新型割引で3,600円が発生すると提供条件書に書かれています。
もうひとつは訪問サポートです。事業者変更でOCN 光からドコモ光へ申し込んだ場合、初回無料の訪問サポートは対象外になります。
OCN 光からの事業者変更は、更新月以外だと違約金が発生します。
OCN 光からドコモ光への具体的な手順と必要なものは、こちらでまとめています。


OCN for ドコモ光のよくある質問


公式で確認できた事実をもとに、迷いやすい点をまとめました。
プロバイダ変更に契約事務手数料4950円はかかりますか
かかりません。プロバイダ変更でかかるのは事務手数料3,300円のほうです。
契約事務手数料4,950円は、ドコモ光そのものを新規・転用・事業者変更で申し込むときに発生します。名前は似ていますが別の手数料です。
一度変更したらOCN for ドコモ光に戻せますか
戻せないものと考えてください。OCN for ドコモ光は新規の受付が停止しているため、いったん離れると選び直せません。
ドコモ光セット割はそのまま続きますか
続きます。プロバイダを変えても回線はドコモ光のままのため、スマホ側の割引に影響はありません。
自分の割引額や対象プランを確かめたい方は、こちらで確認できます。


OCN for ドコモ光でもIPv6は使えますか
使えます。提供条件書には、IPv6に対応したIPoE接続サービスが自動で適用されると書かれています。
ただしIPv4 over IPv6通信を使うには、対応した機器が必要です。速度が出ない場合は、まず手元のルーターを疑ってください。
変更先をどう選ぶか|プロバイダ選びをやめる道もあります


変更先はOCN インターネット一択ではありません。タイプAのプロバイダはほかにもあり、選ぶ基準は月額ではなく付いてくるサービスになります。
タイプAである限り、月額はマンション4,400円・戸建5,720円で横並びです。差が出るのは、ルーターの貸出条件やサポートの中身になります。
タイプA同士なら月額は同じ。比べるのはサービスの中身です。






GMOとくとくBBもタイプAの窓口のひとつです。ルーターの貸出条件やキャンペーンの中身が申込みページに書かれており、あとから何度でも読み返せます。
一方、プロバイダを選ぶこと自体をやめたいなら、回線と一体になったサービスという道もあります。enひかりは契約の縛りがなく、合わなければ違約金なしで抜けられます。
ドコモ光のプロバイダを横並びで比べたい方は、こちらが早道です。


回線ごと見直す前提で候補を絞りたい方は、こちらで目的別に整理しています。


まとめ|自分がタイプAかタイプBかだけ確かめる


OCN for ドコモ光は、今も使えるけれど新しくは選べないプロバイダです。持ち帰っていただきたいのは、次の4つになります。
【OCN for ドコモ光の要点】
- タイプBのため、OCN インターネットより月220円高い
- ぷららと違い、自動で切り替わるという告知は出ていない
- 手数料3,300円は15か月で回収でき、メールアドレスもIDもそのまま
- 10ギガにするなら、プロバイダ変更を先に済ませる必要がある












