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パソコンやゲーム機でネットを使っているとき、「なんだか遅い…」と感じたことはありませんか?その原因の一つがMTU値の設定ミスかもしれません。
ドコモ光の場合、MTU値は「1454」または「1460」が最適値とされています。ただし、この設定変更で期待できる改善は「数ms〜数十ms程度の微調整」であり、劇的な速度アップは見込めません。
本当に速度が遅い原因は、ルーターの性能不足やIPv6未対応など別のところにあるケースがほとんどです。この記事では、MTU値の正しい設定方法と、設定しても速くならなかった場合の本当の対処法まで詳しく解説します。
ドコモ光のMTU最適値は「1454」or「1460」【結論】
まず結論から。ドコモ光のMTU最適値は、接続方式によって異なります。
2025年現在、ドコモ光の主流はv6プラス(IPv6 IPoE接続)です。そのため、ほとんどの方は「1460」が最適値となります。






MTU値を5秒で確認できるツール
自分の環境に最適なMTU値は、以下のサイトで開くだけで確認できます。
ページを開くと「MTU=◯◯◯◯」と数値が表示されます。この数値が、あなたの環境に最適なMTU値です。
接続方式別のMTU最適値一覧
参考までに、各回線・接続方式ごとの標準的なMTU値をまとめます。


| 回線名 | 接続方式 | MTU値 |
|---|---|---|
| ドコモ光 | v6プラス(IPoE) | 1460 |
| ドコモ光 | PPPoE | 1454 |
| フレッツ光 | v6プラス | 1460 |
| フレッツ光 | PPPoE | 1454 |
v6プラスを使っている方がほとんどなので、基本的には「1460」と覚えておけばOKです。
MTUって何?簡単に解説






MTU(Maximum Transmission Unit)は、1回の通信で送信できるデータの最大量を表す数値です。イーサネットの規格上、MTUの最大値は1500バイトと決められています。
この数値を回線に合わせて最適化することで、通信効率がわずかに改善されることがあります。ただし、体感できるほどの劇的な変化は期待できません。
【図解】MTU設定で速度が変わる仕組み
MTU値が適切でないと、どうして通信速度が遅くなるのか?その仕組みを簡単に解説します。
MTUが小さすぎる場合:無駄な分割が発生


MTU値を小さく設定しすぎると、本来分割する必要のないデータまで細かく分割してしまいます。
例えば、最適値が1500なのにMTUを1000に設定している場合、1000〜1500のサイズのデータも一度1000以下に分割してから送信することになります。この余計な処理回数の増加が、わずかな速度低下につながります。
MTUが大きすぎる場合:再分割が必要に


逆に、MTU値を大きく設定しすぎると、送信後に回線側で再度分割が必要になります。
一度大きなサイズで分割したデータを、適正サイズに分割し直すという二度手間が発生するため、効率が悪くなります。
最適値に設定するのがベスト
大きすぎても小さすぎてもダメ。回線に合ったちょうどいい値に設定することで、通信効率がわずかに改善されます。



【設定手順】デバイス別MTU変更方法


最適なMTU値が確認できたら、各デバイスで設定を変更してみましょう。ここでは、PS4・Nintendo Switch・Windows10での設定方法を解説します。
PS4でMTU値を変更する方法
PS4の場合、カスタム設定からMTU値を手動で変更できます。
- PS4「ホーム」を開く
- 「設定」→「ネットワーク」
- 「インターネット接続を設定する」
- 「LAN設定」→「カスタム」
- 「IPアドレス設定」→「自動」
- 「DHCPホスト名」→「指定しない」
- 「DNS設定」→「自動」
- 「MTU設定」→「手動」→最適値(1460など)を入力
- 「プロキシサーバー」→「使わない」
- 「インターネット接続診断」で確認



Nintendo SwitchでMTU値を変更する方法
Nintendo Switchは、さらに簡単に設定できます。
- Switch「ホーム」を開く
- 「設定」→「インターネット」
- 「インターネット設定」
- 接続中のネットワークを選択
- 「設定の変更」
- 「MTU」→最適値(1460など)を入力
- 「保存する」をクリック
Windows10でMTU値を確認・変更する方法
Windows10の場合、コマンドプロンプトを使って確認・変更を行います。
現在のMTU値を確認する
- 画面左下のWindowsマークをクリック
- 「Windowsシステムツール」
- 「コマンドプロンプト」
- 以下のコマンドを入力してEnter
netsh interface ipv4 show interface - MTU値とIdx(数字)をメモする


この画面で、イーサネットの列の一番左の数字(Idx)をメモします。この例では「14」ですね。
MTU値を変更する(管理者権限が必要)
- 画面左下のWindowsマークをクリック
- 「Windowsシステムツール」
- 「コマンドプロンプト」を右クリック
- 「管理者として実行」を選択
- 「はい」をクリック
- 以下のコマンドを入力してEnter
netsh interface ipv4 set interface [Idx] MTU=[MTU値]
例:Idxが14でMTU値が1460の場合netsh interface ipv4 set interface 14 MTU=1460 - 「OK」と表示されれば完了
- 確認用に
netsh interface ipv4 show interfaceを再度実行






【重要】MTU設定しても速くならない?本当の原因はここ


MTU値を最適値に変更したのに、「全然速くならない…」と感じていませんか?
MTU設定は「タイヤの空気圧調整」のようなもの
車が遅い本当の理由が「エンジンの故障」なら、空気圧だけ直しても速くなりません。
実は、通信速度が遅い本当の原因は、ルーターの性能不足やIPv6未対応、プロバイダの品質にあるケースがほとんどです。






①ルーターが古い・性能不足
通信速度が遅い原因の第1位はルーターの性能不足です。特に、5年以上前のルーターを使っている場合は要注意。
古いルーターは、IPv6に対応していなかったり、処理速度が遅かったりします。どれだけMTU値を調整しても、ルーター自体が遅ければ意味がありません。
ルーターの見直し方法はこちらで詳しく解説しています。
https://do-hikari.com/211
②IPv6(v6プラス)になっていない
MTU調整の前に、そもそもIPv6(v6プラス)に対応しているかを確認しましょう。
従来のPPPoE接続のままだと、夜間や休日の混雑時間帯はどうしても速度が落ちます。MTU設定では解決できない根本的な問題です。
IPv6の重要性と対応確認方法はこちら。


③そもそもプロバイダの品質が低い
ルーターもIPv6も問題ないのに遅い場合、プロバイダ自体の品質に問題がある可能性があります。
プロバイダによって、設備投資の量や品質管理の体制は大きく異なります。「設定では解決できない遅さ」を感じているなら、プロバイダ変更を検討しましょう。
ドコモ光のプロバイダ選びはこちらで詳しく比較しています。


GMOとくとくBBの詳細レビューはこちら。


まとめ:MTU設定は「最後の微調整」
MTU値を最適化することで、通信効率がわずかに改善されることがあります。設定自体は5分程度で完了し、難しい作業ではありません。
ただし、劇的な速度改善は期待できません。MTU設定は「タイヤの空気圧調整」のようなもので、本当に速度が遅い原因は次の3つにあるケースがほとんどです。
- ルーターの性能不足(5年以上前の機種は要交換)
- IPv6未対応(v6プラス対応プロバイダへ変更)
- プロバイダの品質(設備投資が不十分なプロバイダは遅い)






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