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プロバイダ変更を検討している人の多くは、「今のプロバイダに不満がある」ことは自覚していても、変更によって何を失うのか、事前に何を確認しておくべきかまでは整理できていません。
この記事では、費用や手続きだけでなく、申し込む前に見落とすと後悔するポイントまで含めて説明します。
プロバイダ変更に工事も違約金も不要


「プロバイダを変える」と聞くと、回線の解約と同じように違約金がかかったり、工事が必要になったりすると思われがちです。しかし実際には、ドコモ光という回線契約はそのままに、間に入るプロバイダだけを切り替える手続きのため、工事は不要です。
かかる費用も事務手数料3,300円(税込)のみで、解約時のような違約金は一切かかりません。2年契約の更新月かどうかも関係なく、いつでも申し込めます。



見落とすと後悔する「メールアドレスの罠」


費用や手続きのハードルが低い一方で、多くの人が申込み後になって気づく落とし穴があります。それが、プロバイダ独自のメールアドレスの扱いです。
メールアドレスは変更後に使えなくなる
今契約しているプロバイダから発行されている「@」以下がプロバイダ名になっているメールアドレスは、変更後は原則として使えなくなります。長年同じアドレスを使ってきた人ほど、その影響は大きくなります。



変更前にやるべき2つの対策
後悔を避けるためにやるべきことは2つです。まず、今使っているプロバイダメールアドレスを、ネットショップやSNS、公共料金の支払いなど、どのサービスの登録に使っているか一度洗い出してください。次に、洗い出した登録先を、GmailやYahoo!メールのようなプロバイダに依存しないフリーメールアドレスに、ひとつずつ切り替えておきます。この2つを済ませておけば、変更後にメールが届かず困るという事態を防げます。
- 登録先の洗い出し
- フリーメールアドレスへの切り替え



「プロバイダが原因」とは限らない——変更前のセルフチェック
メールアドレスの対策ができたら、次に確認したいのが「本当にプロバイダが原因か」です。プロバイダ変更を考える一番のきっかけは速度への不満ですが、原因がプロバイダではないケースも少なくありません。
夜間だけ遅い→変更で改善するケース
夜間や休日など、利用者が集中する時間帯だけ遅くなる場合は、プロバイダ側の設備混雑が原因である可能性が高く、プロバイダ変更で改善が見込めます。
常時遅い・有線でも変わらない→原因は別
一方、時間帯に関係なく常に遅い、あるいは有線接続に変えても速度が変わらない場合は、ルーターや配線などプロバイダ以外の要因である可能性が高く、プロバイダを変えても解決しないことがあります。





- 夜間・休日だけ遅い→プロバイダ変更で解決する可能性が高いです。次に自分の契約プロバイダを確認し、変更先を選びましょう
- 常時遅い・有線でも変わらない→プロバイダ以外が原因の可能性が高いです。申込み前に原因を確認しておきましょう
常時遅いケースに当てはまる場合は、こちらで原因を先に確認してください。改善しないまま費用と手間だけがかかってしまうのは避けたいところです。
詳しくはこちらをご覧ください。


契約中のプロバイダを2分で確認する方法
「夜だけ遅い」に当てはまり、プロバイダ変更で改善が見込めそうだと分かったら、次は自分が今どのプロバイダを使っているかの確認です。ドコモ光は申し込んだ時期や窓口によって契約プロバイダが異なるため、把握していない人も少なくありません。
確認方法は主に2つあります。1つは、My docomoにログインし、契約内容の確認画面からドコモ光の契約プロバイダ名を確認する方法。もう1つは、ドコモ光の申込み時に届いた契約書類(開通のご案内など)に記載されたプロバイダ名を確認する方法です。手元に書類がなければ、My docomoで確認するほうが早く済みます。
- My docomoで契約内容を確認する
- 契約書類(開通のご案内)で確認する





変更先の選び方——基準は「IPv6対応」


変更先のプロバイダをなんとなくで選んでしまうと、「変えたのに速度が変わらなかった」という結果になりがちです。判断に迷う場合は、IPv6接続に対応しているかどうかを基準にすると失敗しにくくなります。IPv6非対応のプロバイダのままでは、時間帯による混雑の影響を受けやすいためです。



正直に言うと、1ギガのままプロバイダだけを変更する場合、金銭的なメリットは基本的にありません。dポイント還元などのキャンペーンは用意されておらず、事務手数料3,300円は純粋な自己負担になります。
その代表例が、プロバイダの候補としてよく名前が挙がるGMOとくとくBBです。GMOとくとくBBのキャッシュバックは新規・転用・事業者変更のみが対象で、すでにドコモ光を契約中の方がプロバイダだけをGMOとくとくBBに変更してもキャッシュバックは受け取れません。「キャッシュバックがあるから」という理由だけで選ぶと、期待していた特典が受け取れず後悔することになります。
GMOとくとくBBのキャッシュバックはプロバイダのみの変更では対象外です。特典目当てで選ばないよう注意しましょう。
ただし1つだけ例外があります。プロバイダ変更と同時に、ドコモ光を1ギガから10ギガにプラン変更する場合に限り、ドコモ公式の「10ギガプラン変更特典」(dポイント進呈+工事費無料)が適用されます。これはプロバイダ変更そのものへの特典ではなく、あくまで10ギガへのプラン変更に対して用意されている特典です。






具体的にどのプロバイダが速度面で優れているかは、実測データをもとに比較した記事にまとめています。変更先を1つに絞りきれない場合は、あわせて確認してみてください。
詳しくはこちらをご覧ください。


申込みからつながるまでの流れと費用
変更先が決まったら、申込みに進みます。申込みからプロバイダが切り替わるまでの期間は、最短で10日程度、通常は2週間ほどが目安です。申込み方法は3つありますが、選び方の基準はシンプルです。


| 方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Web | 24時間いつでも手続き可能 | 変更先がすでに決まっている人 |
| 電話 | 不明点をその場で確認しながら進められる | 迷いが残っている人 |
| ドコモショップ | 来店予約が必要だが対面で相談できる | 対面で相談しながら決めたい人 |



変更で解決しない場合の選択肢
先ほどのセルフチェックで「常時遅い」「有線でも改善しない」に当てはまっていた場合は、プロバイダ変更ではなくドコモ光という回線自体を見直したほうが解決が早いケースがあります。
この場合、乗り換え先によって扱いが変わる点に注意してください。auひかりやNURO光は独自の回線設備を使っているため、乗り換えは新規契約となり、回線の新設工事が必要になります。一方、ビッグローブ光やソフトバンク光、楽天ひかりのようにNTTの設備を使う光コラボ同士への乗り換えは事業者変更に区分され、工事不要で切り替えられる場合がほとんどです。
- auひかり・NURO光:新規契約扱い(工事あり)
- ビッグローブ光・ソフトバンク光・楽天ひかり:事業者変更扱い(工事不要な場合が大半)












詳しくはこちらをご覧ください。


「プロバイダ変更」ではなく解約・乗り換え自体を考えている場合
ここまではドコモ光の契約を維持したままプロバイダだけを変える前提で説明してきましたが、そもそもドコモ光自体を解約して他社に乗り換えたい、という場合は必要な手続きが異なります。解約時のプロバイダ関連の手続きについては、こちらで詳しく解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


まとめ:確認すべき3つのポイント
ここまでの内容を、今日中にできる3つの行動に落とし込むと、次の通りです。
- 今のプロバイダメールアドレスの登録先を書き出し、フリーメールへの切り替えを始める
- 直近の速度低下が「夜間だけ」か「常時」かを振り返る
- 夜間だけなら変更先を1つ選んで申込み、常時なら原因確認の記事を先に読む















