ノココ


ドコモ光のモデム(回線終端装置・ONU)は、ドコモから借りている機器です。自分の過失で壊したのでなければ、故障したときの交換に費用はかかりません。
交換を考えている方に、最初に知っておいてほしいのは次の3つです。
- 故障なら交換は無料。費用がかかるのは落とした・水をこぼしたなど自分の過失のとき
- 申し込みはチャットの「おたすけロボット」か、電話の113から
- 壊れていない古い機器は、換えても速さはほとんど変わらない
換える前に、今の機器で困りごとが起きているかを確かめる。起きていなければ、何もしなくて大丈夫です。
ドコモ光のモデム交換は故障なら無料


モデムは借りている機器なので、壊れたときの交換は基本的に無料です。費用がかかるかどうかは、年数ではなく壊れた原因で決まります。
費用がかかるのは自分の過失や故意で壊したとき
ドコモは、契約者の過失や故意による故障と判断された場合に、修理費用と派遣費用がかかると案内しています。
金額は壊れ方や作業の内容で変わるため、申し込むときに確認してください。






年数を理由に自分で買い替える必要はない
モデムは借りている機器なので、自分でお金を出して新しいものを買う必要はありません。何年たったら交換、という決まりもドコモの案内には見当たりません。
見るべきなのは年数より、今ネットに不具合が出ているかどうかです。
ネットがつながり、速さにも不満がないなら、古い機器のまま使い続けて問題ありません。
換えたい機器がどれかで相談先が変わる


「モデム」と呼んでいる機器が、ドコモの機器ではないこともあります。相談先を間違えないように、先に手元の機器を見てください。
| 機器の見分け方 | 機器の名前と相談先 |
|---|---|
| ランプに「PPP」か「データ通信」がある | ホームゲートウェイ(ルーター機能付き) → ドコモ |
| 「PPP」はなく「光回線」「認証」のランプがある | 回線終端装置(ONU) → ドコモ |
| 本体に「VDSL」と書かれている | VDSL宅内装置 → ドコモ |
| 自分で買った、またはプロバイダから借りたWi-Fiルーター | Wi-Fiルーター → メーカーかプロバイダ |
ランプの名前は機種によって少し違います。おたすけロボットでも最初に本体の型番(PR-、GE-、VDSL-などで始まる記号)を選ぶので、控えておくと迷いません。
Wi-Fiルーターを換えたいならドコモの交換手続きとは別になる
「Wi-Fiの電波が弱い」「スマホだけ遅い」という悩みなら、見直す対象はモデムではなくWi-Fiルーターです。
ドコモは、ドコモが提供していない機器については機器メーカーへ問い合わせるよう案内しています。プロバイダから借りているルーターなら、借りているプロバイダの窓口が相談先です。






ドコモ光で使うWi-Fiルーターを無料で新しい機種にする方法は、こちらの記事で紹介しています。


交換を頼む前に再起動とランプで故障か確かめる


故障に見えても、再起動やコードの抜けで直ることがあります。修理を申し込むと交換まで待つことになるので、先に数分でできる確認をしておきましょう。
回線終端装置の電源を抜いて30秒以上待つ
ドコモが案内している再起動の手順は次のとおりです。
- 回線終端装置(またはVDSL宅内装置)の電源プラグをコンセントから抜く
- ルーターを使っていれば、ルーターの電源プラグも抜く
- 30秒以上待ってから、回線終端装置、ルーターの順に差し込む
- ランプが落ち着いたら、スマホやパソコンでつながるか確かめる
ドコモ光電話を使っている場合、電源を抜いている間は電話も使えなくなります。
光回線ランプが消えていたら光コードの差し込みを見る
再起動しても直らなければ、回線終端装置のランプを見ます。NTT東日本の案内では、正常なときはどのランプも緑に点灯します。
| 消えているランプ | 見るところ |
|---|---|
| 電源 | 電源プラグがコンセントに差さっているか |
| 光回線 | 壁の光コンセントと光コードに抜けやゆるみがないか |
| UNI | ルーターやパソコンにつないだLANケーブルが抜けていないか |
| 認証 | 抜けを直しても消えたままなら、故障の可能性がある |
光コードは強く折り曲げると傷むため、差し直すときはゆっくり扱ってください。






ランプの色や名前が表と違う機種もあります。自分の機種のランプが分からないときは、おたすけロボットで機種とランプを選ぶと確認できます。
故障ならおたすけロボットか113で交換を申し込む


再起動とコードの確認をしても直らなければ、機器の故障が考えられます。ドコモから借りている機器なら、そのまま修理を申し込めます。
チャットのおたすけロボットなら電話せずに申し込める
ドコモの「おたすけロボット」は、画像を見ながら質問に答えていくチャットです。故障が考えられる場合は、そのまま修理を申し込めます。
- 本体の型番(PR-、GE-、VDSL-などで始まる記号)を選ぶ
- 点いているランプ、消えているランプを選ぶ
- 故障が考えられると表示されたら、必要事項を入力して申し込む
電話がつながるのを待たずに進められるので、スマホが手元にあるならこちらが手軽です。おたすけロボット(ドコモ公式)
電話なら113か0120-800-000に24時間かけられる
| かける電話 | 番号 |
|---|---|
| ドコモの携帯電話から | 113(局番なし) |
| 一般電話・他社の携帯から | 0120-800-000 |
どちらも24時間受け付けています。電話の前に、本体の型番と、どのランプが消えているかをメモしておくと説明がすぐ済みます。
電話のガイダンスで迷わないように、つながるまでの流れを先に見ておきたい方はこちらをどうぞ。


交換は届いた機器を自分でつなぐか作業員が来るかのどちらか
NTT東日本の案内では、故障の状況に応じて、交換用の機器が届いて自分で入れ替える場合と、作業員が訪問して修理する場合があります。どちらになるかは申し込み後に案内されます。
自分で入れ替える場合は、外したコードを同じ場所に差し直すのが基本です。外す前に、配線をスマホで撮っておくと迷いません。
ホームゲートウェイの交換では接続設定を入れ直すことがある
回線終端装置(ONU)はプロバイダの接続設定を持たない機器です。ONUだけの交換なら、つないでいるルーター側の設定はそのまま使えます。
一方、ホームゲートウェイにプロバイダのIDとパスワードを設定して使っていた場合は、新しい機器に設定し直すことがあります。
設定画面の開き方やルーターとのつなぎ方で迷ったら、こちらで手順を確認できます。


壊れていない古いモデムは交換を約束されない


ドコモの案内で交換の対象になるのは、トラブルの原因がモデムにあると判断された場合です。故障していない機器は、頼んでも交換してもらえるとは限りません。






正常に動いているモデムを換えても速さはほぼ変わらない
回線終端装置の役割は、光の信号をルーターやパソコンが扱える信号に変えることです。
速さに影響しやすいのは、夜の回線の混み具合、IPv6で接続しているかどうか、Wi-Fiルーターやケーブルのほうです。
古さが気になっても、ネットに不満がなければ交換を頼む必要はありません。
転用から長く使っている人は契約の最大速度が100Mbpsのことがある
例外は、機器ではなく契約そのものが速さの上限を決めている場合です。






フレッツ光からドコモ光へ転用した人の中には、フレッツ光のころの最大100Mbpsや200Mbpsのプラン(品目)のまま使っている場合があります。この場合は、1Gbps対応のプランに変えられることがあります。
次の両方に当てはまるなら、契約の最大速度を確認する価値があります。
- フレッツ光を長く使ってから、そのままドコモ光に転用した
- 有線でつないで何度測っても、100Mbps(または200Mbps)を超えない
自分の契約の最大速度と、変更できるか・費用はいくらかは、ドコモのインフォメーションセンター(ドコモの携帯から151、一般電話から0120-800-000)で確認できます。
マンションのVDSL方式は建物の配線で最大100Mbpsになる
ドコモは、マンションでは建物の配線方式によって最大100Mbpsでの提供になる場合があると明記しています。
本体に「VDSL」と書かれた機器を使っているなら、この方式の可能性があります。
VDSL方式の上限は建物の配線で決まるため、機器を新しくしても変わりません。
配線方式を変えられるかは建物の設備しだいです。部屋だけで判断せず、管理会社に確認してください。
遅さが残るなら測った速度と時間帯で原因を絞る


モデムを換えても直らない遅さは、原因の場所によって打つ手が変わります。有線とWi-Fi、昼と夜で何度か測ると、どこが原因かの見当がつきます。
| 測った結果 | 考えられる原因と次にやること |
|---|---|
| 何度測っても100Mbpsを超えない | 契約のプラン・建物の配線・古いLANケーブル → 契約の最大速度を確認し、ケーブルはCAT5e以上か見る |
| 昼は速いのに夜だけ遅い | 混雑しやすい古い接続方式(IPv4) → IPv6(IPoE)で接続しているか確認 |
| 有線は速いのにWi-Fiだけ遅い | Wi-Fiルーターや置き場所 → ルーターを見直す |
測り方や、原因ごとの直し方をもっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。


夜だけ遅いならIPv6のIPoE接続になっているか確かめる
夜だけ遅くなるなら、利用者が集中する時間帯に、混雑しやすい古い接続方式(IPv4 PPPoE)を使っている可能性があります。
IPv6(IPoE)で接続すると、この混雑を避けやすくなります。対応状況や申し込みの要否はプロバイダごとに違います。
今のプロバイダの会員ページや窓口で、IPv6(IPoE)で接続しているかを確認する。
今のプロバイダが対応していなければ、プロバイダを変える方法もあります。
ドコモ光のプロバイダ変更は手数料3,300円がかかり、キャッシュバック特典の対象外です。
プロバイダを変えるときに消えるメールアドレスや、前のプロバイダの手続きはこちらで確認できます。


Wi-Fiだけ遅いならルーターの置き場所と年式を見直す
有線では速いのにWi-Fiだけ遅いなら、原因はルーターか置き場所です。床や棚の奥から、部屋の中央寄りの高い場所へ移すだけで改善することがあります。
何年も前に買ったルーターなら、新しい規格の機種に替える意味があります。






無料でルーターを借りられるプロバイダは、こちらにまとめています。


IPv6でも夜の遅さが続くならNTTの設備を使わない回線を考える
IPv6に切り替えても夜の遅さが続くなら、ドコモ光のままでは直りにくい可能性があります。ドコモ光はNTTのフレッツ光の設備を使っているため、プロバイダを変えても同じ設備を通るからです。
NTTの設備を使わない独自の回線には、NURO光やauひかりがあります。どちらもドコモ光を解約して新しく契約する形になり、開通工事が必要です。






| 乗り換えで失うもの | 金額 |
|---|---|
| ドコモ光セット割(ドコモのスマホ1回線ごと) | 最大月1,210円 家族4回線なら月4,840円、2年で116,160円 |
| ドコモ光の解約金(2022年7月以降の契約) | 戸建5,500円・マンション4,180円 |
| 2022年6月以前に申し込み、まだ更新を迎えていない場合 | 戸建14,300円・マンション8,800円 |
契約満了月とその翌月・翌々月の3か月間は、解約金がかかりません。2022年6月以前に申し込んだ人も、2025年7月以降に更新を迎えていれば、解約金は新しい金額に下がっています。
自分の解約金がいくらか、更新月がいつかはこちらで確認できます。


失う金額を見たうえで、それでも夜の遅さを直したいと思えたら、スマホの会社で候補を絞れます。
| あなたの状況 | 候補 |
|---|---|
| auかUQ mobileのスマホを使っている | auひかり 光電話を付けると、スマホとのセット割(auスマートバリュー)を使える |
| ahamo・格安SIMを使っている、または割引より速さを優先したい | NURO光 NTTの設備を使わない独自回線に変えられる |
どちらも住所や建物によっては申し込めません。リンク先で住所を入力し、提供エリアかどうかを先に確認してください。
ほかの回線も含めて、スマホの割引や料金から比べたい方はこちらをどうぞ。


ドコモ光のモデム交換でよくある疑問


モデムの交換を考えたときに、よく出てくる疑問に答えます。
「NTTですがモデムの交換が必要です」と電話が来たら?
その場で手続きや支払いに応じず、いったん電話を切ってください。気になるときは、自分からドコモのインフォメーションセンター(ドコモの携帯から151、一般電話から0120-800-000)にかけ直して確かめると安心です。
NTTやドコモを名乗る勧誘電話の手口と見分け方は、こちらで紹介しています。


ドコモ光のモデムの寿命は何年?
何年で交換という決まりは、ドコモの案内には見当たりません。借りている機器なので、年数で判断せず、不具合が出たときに修理を申し込めば十分です。
まとめ|故障なら無料で交換し古いだけならそのまま使う


ドコモ光のモデムは、自分の過失でない故障なら無料で交換してもらえます。古いこと自体は、交換を頼む理由になりません。
【あなたの次の行動】
- ネットがつながらない → 再起動とランプを確認し、直らなければおたすけロボットか113
- 古いけれど不満はない → 交換せずそのまま使う
- 何度測っても100Mbpsを超えない → ドコモに契約の最大速度を確認
- 夜だけ遅い → IPv6(IPoE)で接続しているかプロバイダに確認
- IPv6でも夜が遅い → NTTの設備を使わない回線を検討






IPv6に切り替えても夜の遅さが続き、スマホの割引を失っても回線を変えたいと判断した方へ。
速さを優先するならNURO光、auやUQ mobileのスマホならauひかりが候補です。まずは自宅が提供エリアかを確認してみてください。






