ドコモ光を解約したいんだけど、違約金払うの嫌だなぁ
更新月の3か月間に解約すると違約金はかからないよ
その3カ月間っていつ?どうやって調べたらいいの?
様々な事情でドコモ光を解約したい、または他の光回線に乗り換えたいと考えることもあるでしょう。
そんなときに気になるのが、違約金の有無と金額ですよね。ドコモ光は更新月の3カ月間に解約手続きをすることによって、違約金なしで解約や他社への乗り換えが可能です。
ただ、他の光回線へ乗り換える場合は、ドコモ光と乗り換え先の光回線で重複して月額料金が発生してしまうかもしれません。
無駄なくお得に解約できるのは更新月のなかでもどのタイミングなのか、解約前にしっかり確認しておくことが大切です。
ドコモ光の更新月とは
更新月というのは、この期間内であればドコモ光を解約しても違約金は発生しませんよ、という期間のことをいいます。2019年以前の更新月は2カ月間だったのですが、法改正により2019年から3か月間へと延長されました。
ドコモ光の定期契約は2年なので、契約から24カ月後くらいが更新月だろうということはなんとなくわかりますよね。
ドコモ光の更新月がいつなのかを知る前に、まずは用語の定義をしっかりおさえておく必要があります。ここで重要なのは「更新月」と「契約満了月」です。
更新月はいつからいつまで?
ドコモ光を2年契約で利用する場合、契約から2年経過した後の3カ月間が解約月となります。
では、この3か月間は具体的にいつなのかということについて、ドコモ光の提供条件書には次のように記載されています。
2 年定期契約満了月の当月・翌月、翌々月の 3 か月間
つまり、どういうことかと言うと、契約した翌月から数えて24カ月目から3カ月間が更新月ということです。ちょっとわかりづらいですよね。
具体的な日付を出して考えてみましょう。
たとえば、2020年4月にドコモ光の利用を開始した場合、契約月の4月ではなく、翌月の5月が契約1カ月目となります。(例外については後述します)
そして、6月・7月・・・・と数えていき、2年後の2022年4月が契約24カ月目となり、この24カ月目が契約満了月と呼ばれる月です。
違約金なしで解約するためには、この契約満了月である4月、もしくは翌月・翌々月の5・6月の3カ月の間に解約手続きをする必要があります。
ちなみに、もし解約手続きをしなかった場合、ドコモ光は自動更新が適用されます。
回線解約・契約期間のない料金プランへの変更のお申し出がない場合には 2 年単位での自動更新となります。(条件提供書より抜粋)
更新月である2022年6月末までにドコモ光を解約しない場合、契約は自動更新されて次に違約金なしで解約できるのは、さらに24カ月後の2024年4~6月の更新月ということになってしまいます。
たまに誤解している人がいるのですが、更新月以降であればいつ解約しても違約金がかからないというわけではありません。違約金なしで解約や乗り換えをしたい場合、必ず更新月の期間内に手続きしましょう。
契約月が契約1カ月目となることもあるので要注意!
先ほど、利用開始月の翌月が契約1カ月目になると説明しましたが、例外があります。
それは月初の1日にドコモ光を利用開始した場合、当月が契約1カ月目となり、更新月は先ほど説明した期間より1カ月前倒しになるというケースです。
契約期間は、「ドコモ光」のご利用開始日の翌月を1か月目として計算いたします。ご利用開始日が1日の場合は、当月を1か月目といたします。(条件提供書より抜粋)
例として2020年4月1日が利用開始日だとすると、先ほどの例とは異なり5月ではなく4月が契約1カ月目となります。すると、24カ月目は2022年3月なので、更新月は3~5月です。
まだ更新期間が残っているからと油断していると、実はいつのまにか更新月が終わってしまっていたなんてこともあるかもしれません。まずは自分の利用開始日が1日なのか、月の途中なのかを確認してみましょう。
余談:2019年以前の更新月は2カ月だった
2019年に更新月が2カ月から3カ月に延長される前は、契約満了月は更新月に含まれておらず、契約満了月の翌月・翌々月の2カ月間が更新月とされていました。
違約金なしで解約するためには5月・6月に手続きする必要があり、2年契約とはいっても実質は2年プラス1カ月はドコモ光を利用し続けなければならないという縛りがあるといった状況でした。
「利用料金を24カ月割引」といった割引サービスを利用し、2年間だけドコモ光を利用しようと考えている人もいたことでしょう。
契約満了月以降は月額料金が高くなってしまうため、24カ月きっちりで解約できるようになったのはユーザーにとって大きなメリットのある制度改正でした。
ドコモ光の違約金
ドコモ光の違約金の金額は、契約しているプランが旧プランなのか、新プランなのかで異なります。
- 旧プラン:契約日が2022年6月30日以前の人
- 新プラン:契約日が2022年7月1日以降の人
プランの新旧による違いは何かというと、解約する際に発生する違約金の金額が異なるというだけです。戸建、マンションともに月額料金は従来の旧プランから変更ありません。
※現在は旧プランの受付は終了しており、これから契約する場合は新プランでの契約となります。
ドコモ光「旧プラン」の違約金
ドコモ光では戸建て・マンションともに2年間の契約期間があるプランと、契約期間の縛りがないプランの2種類があります。契約期間なしのプランはいつ解約しても違約金が発生しないのですが、2年契約のプランよりも月額料金が高いため、通常は2年間の縛り付きで契約している人が多いでしょう。
【ドコモ光の月額料金】 | 2年契約 | 契約期間なし |
---|---|---|
マンション | 4,400円 | 5,500円 |
戸建て | 5,720円 | 7,370円 |
※ 1ギガ タイプAの場合
契約期間中に定期契約プランを解約もしくは契約期間なしのプランへと変更する場合、戸建てタイプで 14,300 円、マンションタイプ なら8,800 円の解約金が発生します。
大幅に減額された「新プラン」の違約金
2022年7月1日以降に契約した新プランの違約金は、マンション、戸建てともに従来の旧プランから大きく減額されています。
月額料金は据え置きのままで、違約金だけが減額となっているため、ユーザーにとってはうれしい変更ですよね。
【料金プラン】 | 旧プランの違約金 | 新プランの違約金 |
---|---|---|
マンション | 8,800円 | 4,180円 (-4,620円) |
戸建て | 14,300円 | 5,500円 (-8,800円) |
従量(ドコモ光 ミニ) | 14,300円 | 2,970円 (-11,330円) |
※ 1ギガ タイプAの場合
新プランにデメリットはないの?
新プランでは従来の旧プランよりも解約のハードルが低くなりました。
ドコモのスマホを解約してセット割の適用がなくなったり、引っ越しするので他の光回線に乗り換えたりといった場合も安心ですね。
2022年7月の法改正は、契約内容が少しでもユーザー有利になることを目的の一つとしていました。今のところ、新プランで契約することに特にデメリットはありません。もしあったとしても、現在は新プランのみ受け付けているので「そういうものだ」と割り切るしかありません。
敢えて挙げるとすれば、次の2点くらいでしょうか。
- 「更新ありがとうポイント」が廃止された
- 代理店が実施するキャンペーン内容が今後は縮小する可能性がある
「更新ありがとうポイント」は2年契約を更新する際に3,000dポイントを貰えるといったものでした。長期利用を考えている人にとってはデメリットと言えるかもしれません。
旧プランから新プランへの変更には手続きが必要
旧プランを契約中の場合、何も手続きしなければ今後もずっと旧プランの契約内容が更新されていきます。
更新時に「更新ありがとうポイント」を貰うことはできますが、更新月以外に解約する際の違約金は従来通りの金額が請求されます。
新プランへの変更を希望する場合は、更新月の3カ月内にドコモ光へ申し入れしましょう。
更新月がわからない 時の調べ方
自分がいつ契約したかがわかれば、契約から何カ月経っているかを数えれば更新月を把握することができます。
しかし、「いつからドコモ光を利用しているかはっきり覚えていない」という人も多いですよね。そんな時、以下の方法でも自分の更新月がいつなのかを確認することができます。
ドコモインフォメーションセンターに問い合わせる
ドコモ光の更新月は電話で確認することができます。
ドコモのスマホを利用している場合は4桁のネットワーク暗証番号を口頭で伝えることで本人確認を行います。
一方、ドコモ光のみを利用している場合は契約IDが必要となります。開通時に送られてきた書類を手元に準備してから電話しましょう。
昨今はオペレーターの数が少ないため、なかなか電話が繋がりにくいといった状況にあるようです。何度かけても繋がらない場合はコール事前予約を利用してみましょう。
ドコモ携帯から (局番なし)151(無料)
一般電話等から 0120-800-000(無料)
受付時間:午前9時から午後8時まで(年中無休)
My docomoで確認する
ドコモ光の利用中は、My docomoという会員サイトを利用することができます。My docomoにログインすると、契約した月といった情報だけでなく、契約中のオプションサービスの一覧なども確認することができます。
更新月が何月という表現で記載されているわけではありませんが、サービスの利用開始日が確認できるため、そこから24カ月を数えることで更新月を確認することができます。
ドコモショップで確認する
ドコモ光の契約内容はドコモショップの窓口でも確認することができます。ただし、昨今は窓口で手続きするためには事前予約が必要な場合が多いようです。
電話で事前予約してから窓口を訪問するくらいなら、電話で更新月を確認してしまったほうが手間が省けるので基本的には電話もしくはMy docomoによる確認をおすすめします。
更新月以外でも違約金をゼロにする方法
もし、どうしても更新月以外に他の光回線に乗り換えたい場合は、乗り換え前(ドコモ光)の違約金を負担してくれるキャンペーンを利用するとよいでしょう。
最近では乗り換え時に他社の違約金を負担してくれるという光回線も増えてきています。
たとえば、以下の5つの光回線では乗り換え時に他社の違約金を負担してくれるキャンペーンを実施しています。
- auひかり 30,000円
- ソフトバンク光 全額
- eo光 60,000円
- コミュファ光 40,000円
- メガエッグ光 30,000円
ドコモ光の違約金は高い場合でも戸建ての14,300 円なので、どの光回線に乗り換えても全額がカバーされるので安心ですね。
ちなみに、「ソフトバンク光」は光コラボなので事業者変更が可能です。ドコモ光から乗り換える際はどちらも光コラボなので、工事なしですぐに乗り換えることができます。
一方で、その他の4社については独自回線を用いているため事業者変更ではなく新規契約扱いとなります。
そのため、繁忙期は工事開始までに時間がかかり、ドコモ光の解約と新しい光回線を利用するタイミングがずれると、ネットを使えない期間が発生してしまう可能性があるので注意しましょう。
できるだけ工事や手続きの手間を省きたいのであればソフトバンク光がおすすめですが、提供エリアの広さや回線の品質を考慮すると、ドコモ光の乗り換え先として「auひかり」もおすすめです。
auひかりは名前からしてauのユーザー向けのサービスなように感じてしまいますが、auユーザーに限らず全ての人におすすめできる光回線です。
・51,000円のキャッシュバックを貰える(光電話セットなら+10,000円)
・他社違約金を最大30,000円までキャッシュバック
・高性能Wi-Fiルーターを貰える
・実質料金が最安値クラス
・安定した高速通信が可能
・利用者の満足度が高い
\51,000円キャッシュバック実施中!/ 【キャッシュバック還元中!】 GMOとくとくBBのauひかりキャンペーン
各光回線の詳細は以下の記事でも紹介しているので、よろしければご覧ください。
ドコモ光の更新ありがとうポイントをもらうのもアリ
更新月を迎えてもドコモ光を解約せずに、定期契約を更新すると「ドコモ光更新ありがとうポイント」として、dポイントが3,000ポイント加算されます。
このポイントはスマホの機種代やドコモサービスの利用料金、dマーケットやdポイント加盟店などで幅広く利用することができます。
ポイントは自動的に加算されるわけではなく、獲得するためには手続きが必要となります。対象となる人にはドコモから案内があるので、案内が届いたら忘れないうちに手続きしましょう。
更新ありがとうポイントをもらえるのはいつ?
ドコモ光の更新ありがとうを獲得できるタイミングについて、公式サイトには次のように記載されています。
ポイントを獲得し、利用になれる期間は、2年定期契約更新期間終了の翌月1日から6か月後の末日となります。(利用期間は、実際にポイントを獲得した時点から6か月ではございません。) (ドコモ公式サイトより引用)
たとえば、下の図のように4月が契約24カ月目(契約満了月)である場合、更新月は4~6月の3カ月間です。この3カ月間の更新期間終了後の、7月1日からポイントを獲得して利用することがでるようになります。
「更新月が来たらドコモ光を解約しよう」と考えていたものの、いつの間にか更新月を過ぎてしまっていた…という場合は慌てて解約するのではなく、せめて3,000dポイントを貰ってから解約するようにしましょう。
更新ありがとうポイントの有効期限はいつまで?
更新ありがとうポイントの獲得可能期間と、ポイントの有効期限はどちらも同じ時期で6カ月間です。仮にポイントを貰うタイミングが遅れて12月になってしまった場合でも、12月末までにポイントを利用しなければ失効してしまいます。
ポイントが付与されたタイミングによって有効期限が決まるのではなく、ポイントの有効期限は更新期間終了後の翌月から6カ月間です。タイミングが来たら忘れないうちに早めに貰っておきましょう。