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「アンテナなしで地デジが見られる」。ドコモ光テレビオプションを調べ始めて、まず目に入るのがこの一文です。
けれど、月額の安さだけで決めると足をすくわれます。最初に払うお金のほうが、1年分の月額より大きいからです。
ドコモ光テレビオプションは月額990円でアンテナなしに地デジとBSが見られる


ドコモ光テレビオプションは、ドコモ光の料金に月額990円を足すだけで、地デジとBSが見られるサービスです。屋根にアンテナを立てる必要はありません。
アンテナが電波を空から拾う代わりに、光ファイバーがテレビの電波を家まで運びます。
屋根の上に機器がないので、台風で向きがずれることも、雪が積もって受信できなくなることもありません。
天候でテレビが映らなくなる心配が、まるごと消えます。
月額990円の内訳は伝送サービス495円とテレビ視聴サービス495円
990円は、性格の違う2つの料金を足した金額です。運ぶ側と、映す側で分かれています。
| 内訳 | 金額 | 役割 |
|---|---|---|
| テレビオプション 伝送サービス | 495円 | 光回線でテレビの 電波を家まで運ぶ |
| テレビ視聴 サービス利用料 | 495円 | スカパーJSATが 提供する視聴部分 |
後者の495円はスカパーJSATの料金ですが、請求はドコモまたはNTTファイナンスからまとめて届きます。支払い先が増えるわけではありません。
2025年12月に825円から改定されたので古い金額を載せた記事は当てにならない
この990円は、2025年12月1日に改定されたばかりの金額です。それまでは825円でした。
値上げの理由は、スカパーJSATのテレビ視聴サービス利用料が330円から495円へ上がったこと。伝送サービスの495円は据え置かれています。






いま検索して出てくる「825円」は、すべて改定前の金額です。ドコモ公式のテレビオプションのページには、改定日と新しい金額が明記されています。
月額を確かめるときは、公式ページの記載を基準にしてください。
見られるのは地デジとBS 有料BSとスカパーは別契約
990円で見られるのは、地上デジタル放送・BSデジタル放送・FMラジオ放送です。新4K8K衛星放送にも対応しています。
受信できるチャンネルは、住んでいる地域によって変わります。
一方で、WOWOWのような有料のBSや「スカパー!」は990円に含まれません。見たい番組があれば、別に契約します。
NHK受信料も同じで、月額990円とは別に発生します。
光でテレビを見るとNHKに契約状況が伝わるのか、気になっている方はこちらで整理しています。


スカパー!を光回線で見る方法は、こちらでまとめています。
初期費用は最低13,530円 あとから付けると10,450円高くなる


ドコモ光テレビオプションの初期費用は、いちばん安いパターンでも13,530円かかります。しかも、ドコモ光と同時に申し込むか、あとから追加するかで金額が変わります。
| ドコモ光と同時 | あとから追加 | |
|---|---|---|
| テレビ1台 | 13,530円 | 23,980円 |
| テレビ2〜4台 | 31,460円 | 41,910円 |
同じ工事でも、申し込む順番だけで1万円以上の差がつきます。
ドコモ光の派遣工事と同時なら13,530円から
ドコモ光の派遣工事に合わせてテレビオプションも申し込むと、内訳はこうなります。
| 項目 | テレビ1台 | 2〜4台 |
|---|---|---|
| 基本工事料 | 3,300円 | 3,300円 |
| テレビ接続工事料 | 7,150円 | 25,080円 |
| 視聴サービス登録料 | 3,080円 | 3,080円 |
| 契約事務手数料 | 0円 | 0円 |
| 合計 | 13,530円 | 31,460円 |
この金額とは別に、ドコモ光そのものの工事料と契約事務手数料4,950円がかかります。テレビオプション側の事務手数料が0円なだけです。
登録料3,080円は、請求のタイミングにも癖があります。利用開始月の3か月後に、忘れた頃に届きます。
テレビオプションだけ後から申し込むと23,980円
すでにドコモ光を使っていて、あとからテレビオプションを追加する場合の内訳です。
| 項目 | テレビ1台 | 2〜4台 |
|---|---|---|
| 基本工事料 | 11,550円 | 11,550円 |
| テレビ接続工事料 | 7,150円 | 25,080円 |
| 視聴サービス登録料 | 3,080円 | 3,080円 |
| 契約事務手数料 | 2,200円 | 2,200円 |
| 合計 | 23,980円 | 41,910円 |
変わっているのは、いちばん上と下の2行だけ。接続工事料と登録料は、どちらのパターンでも同じです。
差額10,450円の正体は基本工事料の差と契約事務手数料


差額の中身ははっきりしています。基本工事料が8,250円高くなり、そこに契約事務手数料2,200円が乗るためです。
テレビ2〜4台の場合も、差は同じ10,450円。台数が増えても、この差額だけは変わりません。






テレビも光でまとめるつもりなら、ドコモ光の申込みと同じタイミングで決めてください。迷っている状態で先に回線だけ契約すると、選択肢が1万円分狭まります。
これからドコモ光を申し込む方なら、GMOとくとくBBのような正規窓口の申込みフォームで、オプション欄からテレビオプションを一緒に選べます。
ドコモ光本体の工事費と、実質0円になる仕組みはこちらで解説しています。


フレッツ・テレビからの転用なら工事料はかからない
例外がひとつあります。NTT東日本・西日本のフレッツ・テレビを使っていて、ドコモ光へ転用する場合です。
このケースでは工事料が発生しません。宅内の設備がそのまま引き継がれるためです。
提供エリア内でも契約できない3つのケース


提供エリアに入っていても、建物と契約プランによっては申し込めません。エリア内イコール契約できる、ではないのです。
根拠は、ドコモ公式が載せている「ご契約可能な料金プラン」の一覧にあります。ここに書かれていない契約形態は、そもそも対象外です。
西日本エリアのマンションは契約できるプランが用意されていない
公式の一覧を読むと、戸建タイプは東日本・西日本の両方が対象になっています。
ところがマンションタイプは、記載が東日本のみ。西日本エリアのマンション向けプランは、一覧そのものに存在しません。






大阪・京都・兵庫・愛知・福岡といった西日本エリアのマンションに住んでいる場合、住所が提供エリアに入っていても申し込めない結果になります。
西日本エリアのマンションには、契約できるプランがありません。
東日本でも光配線方式以外のマンションは対象外
東日本のマンションも、無条件ではありません。一覧の表記は「マンション(光配線方式)」となっています。
光配線方式とは、部屋の中まで光ファイバーが届いている配線のこと。電話線を使うVDSL方式や、LANケーブルで各戸へ配る方式の建物は当てはまりません。
自分の建物がどの方式かは、契約時の書類か、ドコモ光サービスセンター(0120-766-156)で確認できます。
マンションにお住まいなら、申し込む前に配線方式を確かめてください。ここを飛ばすと、工事日の直前に断られることになります。
タイプCで契約している人は申し込めない
ケーブルテレビ会社の設備を借りて提供されるタイプCも、契約できるプランの一覧に載っていません。
使っている設備がNTTのものではないため、フレッツ・テレビ由来のこのサービスは乗せられないからです。
タイプCの方は、そのケーブルテレビ会社のテレビサービスが選択肢になります。
自分がタイプCなのか分からない方は、こちらで見分け方を確認できます。


提供エリアは37都道府県の一部にとどまる
提供エリアは、NTT東日本・西日本の「フレッツ・テレビ」と同じ範囲です。2023年3月時点で、37都道府県の一部地域が対象になっています。
| エリア | 対象の都道府県(各一部) |
|---|---|
| 東日本 | 東京 神奈川 千葉 埼玉 茨城 栃木 群馬 長野 新潟 山形 岩手 福島 宮城 北海道 |
| 西日本 | 大阪 和歌山 京都 奈良 滋賀 兵庫 愛知 静岡 岐阜 三重 石川 富山 福井 広島 岡山 香川 徳島 愛媛 福岡 佐賀 長崎 熊本 沖縄 |
この表に名前のない10県は、対象外です。青森・秋田・山梨・鳥取・島根・山口・高知・大分・宮崎・鹿児島が該当します。
さらに「各一部」とある通り、県名が載っていても提供されていない地域があります。
県名の有無だけでは決まりません。住所単位での確認が必要です。
住所からエリアを調べる手順は、こちらでまとめています。


テレビ1台だけならひかりTVのほうが安く済む


テレビが1台だけなら、工事のいらない「ひかりTV」のほうが総額で安くなることがあります。月額はひかりTVのほうが高いのに、初期費用の差でひっくり返るためです。
エリアや配線方式の制限で申し込めなかった方にとっても、こちらが現実的な選択肢になります。
月額で比べるとひかりTVのほうが770円高い
ひかりTVの基本プランは月1,210円。これにチューナーのレンタル代550円が加わり、実際の負担は1,760円になります。
| テレビオプション | ひかりTV基本プラン | |
|---|---|---|
| 月額 | 990円 | 1,760円 (レンタル代込み) |
| 初期費用 | 13,530円〜 | 工事不要 |
| 見られる台数 | 家中で最大4台 | チューナーを つないだテレビ |
| 建物の条件 | エリアと 配線方式の制限あり | 光回線があれば可 |
月額だけを見れば、テレビオプションのほうが770円安い計算です。
初期費用を月額差で割ると乗り換えの分岐点が出る
どちらが得かは、その場で計算できます。初期費用を、月額差の770円で割るだけです。
ドコモ光と同時申込みなら13,530円÷770円で約18か月。あとから追加なら23,980円÷770円で約31か月になります。
同時申込みなら約1年半、あとからなら約2年半で追いつきます。
この期間より長く住む見込みならテレビオプション、それより短いならひかりTVが有利です。テレビが2台以上あるなら、迷わずテレビオプションを選んで構いません。






引越しの予定があるなら、工事の要らないひかりTVを選んでください。チューナーをつなぎ直すだけで、転居先でもそのまま使えます。
ひかりTVは初回契約時に31日間無料で試せるため、映り方を確かめてから続けるか決められます。
ひかりTVも地デジの視聴は対象エリア内に限られます。申込み前に確認してください。
ひかりTV for docomoは2022年に新規受付を終了している
ここで混同しやすいのが「ひかりTV for docomo」です。名前は似ていますが、中身も申込みの可否も違います。
ひかりTV for docomoは、2022年6月30日で新規申込みの受付を終了しました。いまから申し込むことはできません。
すでに契約している方は、2年割適用で月3,300円のまま継続して使えます。新しく申し込めるのは、通常の「ひかりTV」のほうです。
2つのサービスの違いと、いま契約中の方の選択肢はこちらで整理しています。


テレビとインターネットをまとめる考え方そのものは、こちらでも解説しています。


申し込む前に知っておきたい4つのデメリット


アンテナがいらない代わりに、テレビの映りが光回線の状態に左右されます。さらに、工事の見積もりが当日に変わることもあります。
どれも避けられる話ではありませんが、知っていれば身構えずに済みます。
回線が止まればテレビも映らなくなる
光回線が障害やメンテナンスで止まると、インターネットだけでなくテレビも映らなくなります。電波を運んでいるのが同じ回線だからです。
アンテナなら、停電さえしていなければテレビは映り続けます。ここは仕組み上、どうしても埋められない差です。
テレビだけが映らない場合は、回線ではなく配線や設定が原因のこともあります。


解約するとテレビが映らなくなる
ドコモ光やテレビオプションを解約すると、その時点でテレビは映らなくなります。
アンテナのように「設備が残るから見続けられる」ということはありません。解約を決める前に、地デジをどう見るかまで考えておいてください。
電波が弱い家ではブースター工事で13,200円が上乗せされる
宅内の同軸配線が長いと、各部屋まで映像信号が届かないことがあります。その場合、ブースターという増幅器を設置する工事が必要です。
費用は1台あたり13,200円。申込み時の見積もりには含まれておらず、工事当日に家の設備を見てから判明します。






工事当日は、追加工事の可能性を作業員に必ず確認してください。ドコモ公式も、確認したうえで着手すると案内しています。
工事当日の流れや所要時間は、こちらでまとめています。


テレビと機器が別部屋だと工事料が跳ね上がる
ドコモ公式は、テレビと映像用回線終端装置を原則として同じ部屋に設置すると説明しています。
別々の部屋になる場合、テレビが1台でも「2〜4台」の工事料が適用されることがあります。7,150円から25,080円へ、17,930円の差です。
テレビが1台だから安い、とは限らないのです。
申込みの時点で、テレビと機器を置く部屋を伝えておきます。
テレビ4台までなら接続工事の追加費用はかからない


テレビ接続工事料には、4台までの接続が含まれています。2台目・3台目・4台目に、追加費用はかかりません。
工事では映像用回線終端装置を家の共聴設備につなぎ、各部屋のテレビ端子から映像が出る状態にします。チャンネル設定や視聴確認まで、この範囲です。
家族それぞれの部屋で見る使い方と、相性がいい仕組みです。
5台目からは1台につき3,630円
5台目以降は追加工事の扱いになり、1台あたり3,630円かかります。
ブースターの13,200円と比べれば穏やかな金額ですが、台数分だけ積み上がります。
分配できるのはテレビ端子が来ている部屋だけ
光回線でテレビを見る仕組みは、家の中の同軸配線をそのまま使います。つまり、もともとテレビ端子がある部屋にしか映像は届きません。
端子のない部屋で見たい場合は、配線を引く工事が別に必要になります。
機器のつなぎ方や、必要になるケーブルはこちらで解説しています。


ドコモ光テレビオプションのよくある質問
申込みの前につまずきやすい5つに、公式の記載をもとに答えます。
Q. 月額990円はいつから請求されますか
利用した月の翌月に請求されます。テレビ視聴サービス登録料3,080円だけは例外で、利用開始月の3か月後にまとめて届きます。
Q. NHK受信料は990円に含まれますか
含まれません。NHK受信料と有料BSの視聴料は、月額使用料とは別に発生します。
Q. ドコモ光の契約事務手数料4,950円とは別にかかりますか
別にかかります。ドコモ光と同時に申し込めばテレビオプション側の事務手数料は0円ですが、あとから追加すると2,200円が加わります。
Q. ahamo光でも申し込めますか
申し込めます。ただし手続きはドコモオンライン手続きのみで、電話や店頭では受け付けていません。
Q. 法人名義でも契約できますか
できません。例外はフレッツ・テレビを契約中で、そこから転用する場合だけです。
申し込み窓口は契約前と契約後で変わる


これからドコモ光を申し込む方は、申込みフォームのオプション欄で選ぶだけです。すでに使っている方は、Web・電話・ドコモショップの3つから選びます。
これからドコモ光を申し込む人はオプション欄で選ぶだけ
ドコモ光の申込み時に、利用できるオプションのなかからテレビオプションを選択します。手続きが1回で完結し、工事も同じ日にまとめられます。
正規の申込み窓口では、キャッシュバック特典が用意されていることもあります。
ただし対象は新規・転用・事業者変更の方に限られます。すでにドコモ光を使っていてプロバイダだけを変える場合は、特典の対象外です。
すでに使っている人はWeb 電話 ドコモショップの3択
すでにドコモ光を利用中なら、ドコモオンライン手続きが24時間受け付けています。入力した情報がそのまま手続きに使われるため、いちばん早く終わります。
| 窓口 | 受付時間 |
|---|---|
| Web(オンライン手続き) | 24時間 |
| 電話(ドコモの携帯から151) | 午前9時〜午後8時 |
| ドコモショップ/d garden | 店舗の営業時間内 |
手続きにはネットワーク暗証番号が必要です。本人確認書類は原則いりません。






手続きの手間は変わらなくても、初期費用は1万円以上ひらきます。これからドコモ光を契約するなら、テレビも一緒に申し込むほうが確実に安く収まります。
まとめ|990円の前に確かめるのは自分の建物


ドコモ光テレビオプションは、月額990円でアンテナのいらない暮らしを実現します。ただ、誰でも申し込めるサービスではありません。
【ドコモ光テレビオプションの要点】
- 月額990円で地デジとBSが見られる(2025年12月に825円から改定)
- 初期費用は同時申込みで13,530円、あとからだと23,980円
- 西日本のマンションと、光配線方式以外の建物は対象外
- テレビ1台だけなら、工事不要のひかりTVも選択肢になる











