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実家にWiFiがなくても、親とテレビ電話をする方法はあります。SIMを内蔵した専用機器なら、実家に固定回線がなくても使えるためです。
ただし「実家に置く機器」として並んで紹介される商品には、お互いの顔を見ながら話せないものも含まれます。
WiFiがない実家でも親とテレビ電話はできる


WiFiがない実家でも、親とテレビ電話はできます。SIMを内蔵した専用機器やLTE対応のタブレットなら、インターネット回線の契約なしで通信できるためです。
WiFiがない実家とつながる選択肢は、大きく4つです。ただしお互いの顔を見ながら話せるのは2つだけになります。
| 方法 | 顔を見て話せるか | 工事 |
|---|---|---|
| memet | できる | 不要 |
| まごチャンネル | できない | 不要 |
| みまもりCUBE | できない | 不要 |
| LTE対応タブレット | できる | 不要 |






まごチャンネルとみまもりCUBEは、テレビ電話とは別の目的でつくられています。写真を届ける機器と、様子を見守る機器です。
4つのうち、お互いの顔を見て話せるのはmemetとタブレットです。
工事なしで使える実家向けの専用機器


実家向けの専用機器は、いずれも固定回線の工事が不要です。SIMを内蔵しているため、光回線やホームルーターを別途契約しなくても通信できます。
ただし機器ごとのサービス契約と初期設定は必要です。代表的な3つを、できることの違いから見ていきます。
memetなら親とお互いの顔を見ながら話せる
memet(めめっと)は、お互いの顔を見ながら話せる専用機器です。アイ・オー・データ機器が販売しており、テレビ電話に機能を絞った設計になっています。
親側の操作は、本体の連絡先ボタンと通話開始ボタンを押すだけ。押すボタンは2つで発信が完了します。






開発の過程で高齢者にテストを重ね、ボタンの高さや画面の角度が調整されています。子側は専用アプリを入れたスマホかタブレットで受けます。
登録できる連絡先は3人までです。memet同士や固定電話とはつながりません。
本体代金とは別に、月額のサービス利用料がかかります。プランは3つで、選ぶ基準は月あたりに話したい時間です。
| プラン | 月額利用料 | 通話時間 | 公式の目安 |
|---|---|---|---|
| ライト | 980円 | 月1時間 | 週2〜3回・5分程度 |
| ベーシック | 1,480円 | 月4時間 | 週2〜3回・15分程度 |
| プレミアム | 1,980円 | 月8時間 | 週2〜3回・40分程度 |
上限を超えた場合は、1時間500円で追加するか、そのまま音声通話へ切り替わります。音声通話のほうに時間の制限はありません。
memetは本体代金とは別に、月額のサービス利用料がかかります。プランごとに月あたりの通話時間の上限が決まっており、超過分は追加料金または音声通話への切り替えとなります。
本体の詳細と最新のプラン内容は、memet(ioPLAZA)の商品ページで確認できます。
まごチャンネルなら孫の写真と動画をテレビに届けられる
まごチャンネルは、スマホから送った写真や動画を実家のテレビに映す機器です。通話の機能はありません。
親側の操作は、リモコンでテレビの入力を切り替えるだけ。3つの機器のなかで、操作の負担は最も軽くなります。
月額は1,628円、年額プランなら月あたり1,375円換算です。受信ボックスの購入費が別途かかります。






「顔を見て話す」ではなく「日々の様子を届ける」機器です。目的が合う場合は、まごチャンネルの販売ページで内容を確認できます。
みまもりCUBEなら離れた場所から実家の様子を確認できる
みまもりCUBEは、離れた場所から実家の様子を映像で確認できるカメラです。家族側から声をかけることもできます。
ただし親側にカメラを操作する仕組みはなく、お互いの顔を見ながら話す機器ではありません。
月額はプランにより5,390〜7,920円です。安否の確認を最優先にする場合の選択肢になります。
カメラを置く場合は、親本人に説明して同意を得てから設置してください。無断の設置は信頼関係を損ないます。
設置場所も親と一緒に決めると、抵抗感が小さくなります。
LTE対応タブレットならWiFiなしでもLINE通話ができる


LTE対応のタブレットにデータSIMを挿せば、WiFiがない実家でもLINEのビデオ通話ができます。タブレット自体が通信するため、インターネット回線の契約が不要になるからです。
専用機器との違いは、通話の相手が限定されないこと。きょうだいや孫、親の友人とも同じ端末でつながれます。






SIMの挿入、アプリのインストール、アカウントの登録。この一式を子側で済ませてから実家へ届けることになります。
データSIMの容量は、話す時間から逆算します。ビデオ通話の通信量は端末や画質で変わりますが、仮に1時間300MB前後として計算します。
余裕を持たせるなら、それぞれ2GB以上・5GB以上のプランが目安です。
週2回30分なら月1.3GB、毎日30分なら月4.5GBの計算になります。
WiFiがない環境でネットを使う方法は、テレビ電話以外にもあります。実家の通信手段を広く検討したい方は、こちらもご覧ください。


WiFiなしで使える方法にもそれぞれ弱点がある


WiFiなしで使える方法には、それぞれ弱点があります。買ってから気づくと戻せないため、先に確認しておきましょう。
弱点は機器ごとに異なります。共通の欠点があるわけではありません。
memetは通話時間に上限がある
memetの弱点は、月あたりの通話時間に上限があることです。使い放題ではありません。
いちばん長く話せるプレミアムプランでも月8時間で、公式の目安は週2〜3回・40分程度です。






連絡先が3人までという制限もあります。きょうだいや孫を全員登録するには足りない場合があります。
タブレットは初期設定と親の操作が必要
タブレットの弱点は、初期設定と親側の画面操作が避けられないことです。専用機器のようにボタン2つでは済みません。
親側は画面のロック解除、アプリの起動、相手の選択という手順を踏みます。機械に触れた経験がない場合、この3段階でつまずきます。
データ容量にも注意が必要です。容量を使い切ると通信速度が落ち、映像が止まります。
親の慣れ具合が読めない場合は、帰省したときに一緒に何度か練習してから置いてくると安心です。
まごチャンネルとみまもりCUBEは双方向のテレビ電話ではない
この2つの弱点は、双方向のテレビ電話ではないことです。「顔を見て話したい」という目的には応えません。
| 機器 | 会話 | 親側からの操作 |
|---|---|---|
| まごチャンネル | できない | テレビをつけるだけ |
| みまもりCUBE | 家族側から声をかけられる | なし |
お互いの顔を見て話すことが目的なら、この2つでは果たせません。
実家にWiFiを整えるとテレビ電話以外にもできることが増える


実家にWiFiを整えると、テレビ電話以外にもできることが増えます。専用機器が1つの用途に固定されるのに対し、WiFiは後から機器を足していける土台になるためです。
ただしWiFiを用意しただけでは何も始まりません。タブレットやカメラなど、使う機器は別に必要です。
LINEなどなら専用機の通話時間上限を気にせず話せる
WiFiにつないだタブレットでLINEを使えば、memetのような月あたりの通話時間の上限はありません。通話時間に応じた追加料金も、原則として発生しません。
「登録できる連絡先は3人まで」という制限もなくなります。LINEでつながっている家族や友人へ発信できます。






見守りカメラやスマートドアベルも追加できる
WiFiがあれば、見守りカメラやスマートドアベルを後から追加できます。SIM内蔵型のカメラと違い、機器ごとにモバイル回線を契約する必要がありません。
玄関にスマートドアベルを置けば、訪問者の様子をスマホで確認できます。ただし機種によっては、録画の保存などにサービス利用料がかかります。
親の状態は年単位で変わります。いま必要な機器だけでなく、数年先に足せるかどうかで考えてください。
専用機器は用途が固定され、WiFiは後から用途を足せます。
対応機器があればテレビで動画や音楽も楽しめる
対応する機器があれば、実家のテレビで動画や音楽も楽しめます。テレビ番組しか見るものがない状態から変わります。
必要なのはインターネットに接続できるテレビか、Fire TV Stickなどのストリーミング端末です。HDMI端子のあるテレビなら、端末を追加して見られる場合があります。






帰省した家族も実家のWiFiを使える
帰省した家族も、実家のWiFiをそのまま使えます。滞在中にスマホのデータ容量を気にせずに済みます。
子や孫が複数人で帰省しても、同じWiFiに全員がつながります。滞在中に仕事の資料を開く必要がある場合にも使えます。
実家に合う方法を目的から選ぼう


実家に合う方法は、目的から選ぶと迷いません。「何をしたいか」と「親がどこまで操作できるか」の2つで決まります。
ここまでの内容を1つの表にまとめました。
| 目的 | 向いている方法 | 親の操作 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 顔を見て話す | memet | ボタン2つ | 通話時間に上限 |
| 写真や動画を届ける | まごチャンネル | テレビをつける | 会話できない |
| 安否を確認する | みまもりCUBE | なし | 顔を見て話せない |
| 長く話す 相手を増やす | LTEタブレット | 画面操作 | 初期設定が必要 |
| 工事なしでWiFi | ホームルーター | 接続する機器による | 電波に左右される |
| 長く使う 用途を広げる | 光回線 | 接続する機器による | 派遣工事になる場合がある |






WiFiを整えただけではテレビ電話はできず、親が操作できる端末も必要です。通常のタブレット操作が難しいなら、ボタン操作に絞られたmemetが有力になります。
一方で、通話を長く続けたい場合や見守り機器を足したい場合は、実家にWiFiを用意する形になります。
目的が1つなら専用機器、複数あるならWiFiという分け方になります。
ホームルーターと光回線を導入する前の確認事項


実家にWiFiを用意すると決めたら、申し込む前に5つ確認してください。実家が遠いほど、あとから直すのに時間がかかるためです。
ホームルーターと光回線では、確認する項目が一部異なります。
ホームルーターは実家の電波状況を確認する
ホームルーターを選ぶなら、実家の住所で電波状況を先に確認してください。モバイル回線を使うため、電波が弱い場所では映像が途切れます。
工事が不要なので、賃貸で許可が下りない実家や、親が立ち会えない場合に向いています。届いた日から使える点も利点です。
ホームルーターのひとつがとくとくBBホームWi-Fiです。契約期間の縛りと解約違約金はありません。
ただし違約金がないことと、いつ解約しても0円であることは別です。端末代は36回払いで、契約中は毎月同額が割引される仕組みになっています。
36ヶ月より前に解約すると、端末代の残債が翌月に一括で請求されます。
キャッシュバックの案内は、端末発送月を含む11ヶ月目に届きます。普段使いのアドレスではなく、申込時に発行される基本メールアドレス宛です。
光回線が使えるかどうかも含めて、実家の住所で調べる手順はこちらにまとめています。


光コンセントがあっても無派遣工事とは限らない
実家に光コンセントがあっても、必ず無派遣工事になるとは限りません。設備の状況や以前使っていた回線によって、作業員が訪問する派遣工事になる場合があります。
無派遣工事なら親の立ち会いは不要です。機器が届いてつなぐだけで済みます。






新規工事料は、派遣工事で屋内配線工事もある場合28,600円です。2026年6月改定の公式料金にもとづく金額になります。
ドコモ光には工事料が実質0円になる特典がありますが、現金の値引きではありません。工事料相当額のdポイントが分割で進呈され、開始は利用開始月の7ヶ月後からです。
工事料はいったん請求されます。戻るのはdポイントで、7ヶ月後からです。
光コンセントの見分け方と、無派遣工事になる条件はこちらで詳しく解説しています。


初期設定を誰が担当するか決めておく
初期設定を誰が担当するかは、申し込む前に決めておいてください。機器が届いても、設定する人がいなければ使えないままになります。
ルーターの接続、WiFiのパスワード入力、タブレットの登録。この3つを親に任せられるかどうかが分かれ目です。
難しい場合は、帰省に合わせて開通日を設定する方法があります。開通日の前後に帰省できる日程を先に確保してください。
設定まで済ませてから帰ると、そのまま使い始められます。
契約者と支払う人を先に決めておく
契約者と支払う人も、申し込む前に決めておきましょう。あとから名義を変えるには手続きが必要になります。
子の名義でも契約できます。解約するときも名義人が手続きをするため、遠方に住んでいるなら子名義のほうが動きやすくなります。
ドコモのスマホを使っている家族がいる場合、ドコモ光を契約するとドコモ光セット割でスマホ代が下がることがあります。






割引額は料金プランによって変わり、対象外のプランもあります。適用条件はこちらで確認できます。


申込窓口によって受け取れる特典が変わる
光回線は、申し込む窓口によって受け取れる特典が変わります。同じドコモ光のプランとプロバイダを選ぶ場合、申込窓口によって回線の基本仕様が変わるわけではありません。
実家に初めてインターネット回線を引くケースは新規にあたります。申込ページの適用条件を満たせば、新規契約向けのキャッシュバック特典を受け取れます。
ドコモ光の正規窓口のひとつがGMOとくとくBBです。申し込む内容に応じてキャッシュバックの金額が上がる仕組みになっています。
ドコモ光1ギガなら、高性能Wi-Fiルーターを無料でレンタルできます。10ギガ対応のルーターは有料です。
受け取りには手順があります。開通月を含む4ヶ月目に届くメールから、振込口座を登録する形です。
実家の分を子が申し込む場合、この案内メールを受け取れる連絡先で登録してください。実家に届いても手続きが進みません。






窓口ごとの特典を比べたい方は、こちらで整理しています。


離れて暮らす親とのテレビ電話でよくある質問
固定電話だけでテレビ電話はできる?
一般的な固定電話機だけではできません。音声だけを送る仕組みのため、映像を送る機能がないためです。
顔を見て話すには、memetのような専用機器かタブレットが必要になります。
WiFiなしでもLINEのビデオ通話はできる?
できます。LTE対応のタブレットやスマホにデータSIMを挿せば、WiFiがなくてもLINEのビデオ通話が使えます。
ただしデータ容量を消費します。通信量は端末や画質で変わるため、容量に余裕のあるプランを選んでください。
memetとまごチャンネルは何が違う?
会話ができるかどうかが違います。memetはお互いの顔を見ながら話せますが、まごチャンネルは写真や動画を実家のテレビに映す機器です。
実家のインターネット回線の契約者は子どもでもよい?
子どもの名義で契約できます。実家の住所で申し込み、支払いを子の口座やカードに設定する形です。
実家の固定電話はどうなる?
そのまま残せます。光回線を引いても、いまの固定電話を解約する必要はありません。
ドコモ光電話へ切り替える場合、いまの電話番号を引き継げることがあります。利用中の電話サービスや番号によって条件が異なるため、申込み前に確認してください。


親が誤操作でつながらなくなったらどうする?
まず本体の電源を入れ直してください。改善しない場合は、各サービスのサポート窓口へ確認します。
タブレットは設定を変更できる画面が多いため、戻せなくなることもあります。心配な場合は、操作がボタンに絞られた専用機器が向いています。
まとめ|目的が一つなら専用機器・広げるなら実家のWiFi


WiFiがない実家でも、親とテレビ電話をする方法はあります。目的が1つに絞れるなら専用機器、複数あるなら実家にWiFiを整える形になります。
【この記事の要点】
- 顔を見て話せるのはmemetとLTEタブレットの2つ
- まごチャンネルとみまもりCUBEは双方向のテレビ電話ではない
- memetは月あたりの通話時間に上限がある
- タブレットは初期設定と親の画面操作が必要になる
- 実家にWiFiを整えると見守り機器や動画も後から足せる
- 光コンセントがあっても無派遣工事になるとは限らない






実家のインターネット環境そのものを整えたい方は、こちらもあわせてご覧ください。










