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プロバイダ変更は、たしかに身軽な手続きです。ただし「変えたら前の契約は終わる」と思って申し込むと、請求が二重になることがあります。
ドコモは公式サイトで、旧プロバイダは自動解約とは限らないと明記しています。
プロバイダ変更にかかる費用は3,300円|工事も違約金もない


ドコモ光のプロバイダ変更にかかる費用は、事務手数料3,300円(税込)だけです。回線の契約はそのまま残るため、工事も違約金も発生しません。
2年契約の更新月かどうかも関係ありません。思い立った日に申し込めます。



費用は事務手数料3,300円のみ。工事も違約金もなく、更新月を待つ必要もありません。
単独プランからタイプA/Bへの変更だけは無料
ただし、3,300円が一律でかかるわけではありません。ドコモ公式は、手続きのパターンごとに費用を分けて案内しています。
| 手続きのパターン | 費用 |
|---|---|
| 同じタイプ内でプロバイダを変える | 3,300円 |
| タイプAとタイプBをまたいで変える | 3,300円 |
| 単独プランからタイプA/Bを申し込む | 無料 |
| タイプA/Bをやめて単独プランに戻す | 3,300円 |
無料になるのは、自分でプロバイダを契約している単独プランの人だけ。すでにタイプA・タイプBを使っているなら、どこへ変えても3,300円は避けられません。
タイプをまたぐと月額が220円変わる
見落としやすいのが、月額料金そのものが動くケースです。ドコモ光の提携プロバイダは、タイプAとタイプBに分かれています。
タイプBはタイプAより月220円高い設定です。タイプAからタイプBへ移ると、年間2,640円の負担増になります。
タイプAからタイプBへの変更は、月220円の値上げを伴います。
ここで、費用を考えるうえで知っておきたい事実があります。他社の光サービスへ移る事業者変更について、ドコモ公式はこう案内しています。
2022年7月1日以降にドコモ光を開通して契約を続けている人は、事業者変更の事務手数料が対象外になります。
同じNTTの設備を使うビッグローブ光のような光コラボなら、切り替えに工事は要りません。手間は変わらないのに、費用の向きは逆になります。
旧プロバイダは自動解約されるとは限らない


プロバイダを変更しても、前のプロバイダとの契約が自動で終わるとは限りません。ドコモ公式が、はっきりそう書いています。
自動解約になる会社もあれば、有料プランへ切り替わる会社もある。無料プランとして残る会社もあります。
旧プロバイダの扱いは会社ごとにばらばらです。自動解約は、そのうちの一つにすぎません。






有料プランに移行して請求が続くことがある
ここが二重払いの入口です。プロバイダ変更のあと、旧プロバイダの料金はドコモ光の請求からは消えます。
代わりに、旧プロバイダから直接請求されます。ドコモの明細だけを見ていると、払い続けていることに気づけません。
ドコモ光の請求額が下がっても、旧プロバイダの契約が終わった証拠にはなりません。
確かめる方法は一つだけです。切り替えが済んだら、旧プロバイダに連絡して契約状態を聞いてください。
セキュリティソフトなどのオプションは必ず自分で解約する
オプションサービスは、さらに確実に残ります。ドコモ公式は、オプションの解約は利用者から各プロバイダへ申し込むよう案内しています。
セキュリティソフト、メールボックスの容量追加、有料の訪問サポート。いずれも基本サービスとは別契約の扱いです。
オプションは自動では止まりません。旧プロバイダへの解約連絡が必要です。






もう一つ、公式が触れている注意点があります。今使っているプロバイダを、そのまま提携プロバイダとして指定した場合です。
会社によっては、プロバイダ契約のプラン変更として扱われます。その結果、違約金を請求されることがあります。
メールアドレスは「消える」のではなく「有料で残る」ことがある


プロバイダのメールアドレスは、変更したら必ず消えるわけではありません。月200〜300円ほどの有料プランを用意して、メールだけ残せるようにしている会社が多くあります。
つまり選ぶのは「消えるか消えないか」ではありません。お金を払って残すか、この機会に手放すかの二択です。






残すか捨てるかを申込み前に決める
判断の基準は一つです。そのアドレスでしか受け取れない連絡があるなら残す、なければ手放す。
銀行やクレジットカード、行政からの通知に使っているなら、登録を移し替える手間より月200〜300円のほうが安く済みます。
| 今の使い道 | 選ぶべき道 |
|---|---|
| 金融機関・行政からの通知に使用 | 有料プランで残す |
| ネットショップやSNSの登録だけ | 移し替えて手放す |
| ほとんど使っていない | 手放す |
ただし、有料プランの中身や料金は会社ごとに違います。プラン自体が廃止されることもあるため、今のプロバイダの公式ページで必ず確認してください。
捨てるなら切り替え日までに登録先を移し替える
手放すと決めたら、やることは2つです。まず、そのアドレスを登録しているサービスを書き出します。
次に、GmailやYahoo!メールのようなプロバイダに依存しないアドレスへ、一つずつ登録を変えていきます。
【手放す前にやること】
- 登録先を書き出す
- フリーメールへ登録を変更する
- 変更完了メールが届くか確かめる
期限もはっきりしています。ドコモ公式によれば、旧プロバイダが廃止されるのは新しいプロバイダが使えるようになった日以降です。
切り替え日までに移し替えを終えれば、メールが届かず困る事態は防げます。



プロバイダを変えても速くならないケースを申込み前に切り分ける


プロバイダ変更で速度が改善するのは、遅くなる時間帯が決まっている場合だけです。時間帯に関係なく遅いなら、変えても3,300円が無駄になります。
見分けるのに測定器は要りません。遅さのパターンを思い出すだけで足ります。
夜だけ遅い→変更で改善が見込める
夜間や休日など、利用者が集中する時間帯だけ遅くなる。この場合はプロバイダ側の設備が混雑している可能性が高くなります。
混雑の起き方はプロバイダごとに違うため、変更で改善が見込めます。
時間帯を問わず遅い→3,300円が無駄になる
一方、朝も昼も夜も同じように遅い場合は、原因が別のところにあります。有線でつないでも変わらないなら、なおさらです。
ルーターの性能、配線の劣化、建物の配線方式。どれもプロバイダを変えて直るものではありません。
【申込み前のセルフチェック】
- 夜と休日だけ遅い → 変更で改善が見込める
- 時間帯を問わず遅い → 原因は別のところにある
- 有線でも変わらない → 原因は別のところにある
時間帯を問わず遅いほうに当てはまった方は、原因の切り分けから始めてください。


夜だけ遅いほうなら、変更先の候補を実測データで比べられます。


3,300円を払う前に乗り換えと10ギガも並べて損得を出す


プロバイダ変更には、キャッシュバックもポイント還元もありません。3,300円は純粋な持ち出しです。
同じ「工事なしで環境を変える」でも、他社への乗り換えなら特典を受け取る側に回れます。並べて比べる価値があります。
手数料・解約金・特典を並べる
| プロバイダ変更 | 他社の光コラボへ乗り換え | |
|---|---|---|
| 事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 2022年7月以降の開通なら無料 |
| 解約金 | なし | 更新月以外は戸建5,500円 マンション4,180円 |
| 受け取れる特典 | なし | 各社のキャッシュバック |
| 工事 | 不要 | 不要 |
| ドコモ光セット割 | 続く | なくなる |
解約金の額は契約した時期で変わります。2022年6月30日以前に申し込んだ人は、戸建14,300円・マンション8,800円と高めです。
自分の解約金がいくらか分からない方は、こちらで確認できます。


2つの金額を比べれば損得は出る
数字が揃ったら、あとは引き算と掛け算だけです。手元に残る額と、1年で失う額を比べます。
【損得の出し方】
- 手元に残る額 = 他社の特典 -(解約金+事務手数料)
- 1年で失う額 = セット割の月額 × 12 × 割引対象の人数
ドコモ光セット割は、対象プランなら1人あたり最大1,210円が毎月引かれます。家族4人なら、1年で58,080円を失う計算です。
ドコモのスマホを家族で使っているなら、乗り換えは割に合わないことがほとんどです。逆にドコモを使っていないなら、失うものはありません。
ahamoを使っている場合は、もともとセット割の対象外です。失う額は0円として計算できます。
自分の料金プランが割引の対象かどうかは、こちらで確認できます。


手元に残る額のほうが大きくなりそうなら、乗り換え先を具体的に見ておくと計算が進みます。優先したいものによって、向いている回線は変わります。
ドコモ光を続けたまま速くするなら10ギガ
乗り換えたくないなら、10ギガへのプラン変更という道もあります。セット割も、今のプロバイダも、そのまま残せます。
ドコモ公式のプラン変更特典で工事料は無料になり、dポイント6,600ptも進呈されます。
dポイント6,600ptは、My docomoからの手続きだと対象外になります。
受け取りたい場合は、電話・ドコモショップ・Webの申込みフォームから手続きしてください。






10ギガで本当に速くなる人の条件は、こちらで整理しています。


申込みはドコモの窓口だけ|手続きの流れと切り替わるまでの期間


プロバイダ変更の申込み先は、ドコモの窓口に限られます。変更先プロバイダの公式サイトからは手続きできません。
窓口は3つあり、どれを選んでも手続きの中身は同じです。
| 窓口 | 受付時間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ドコモ インフォメーションセンター | 9時〜20時 | 相談しながら決めたい |
| ドコモショップ/d garden | 各店の営業時間 | 対面で確認したい |
| ドコモオンライン手続き | 24時間 | 変更先が決まっている |
ただしオンライン手続きには条件があります。ドコモ公式によれば、ペア回線を設定していない人はオンラインで契約内容を変更できません。
ドコモの携帯を持っていない場合も同じです。契約ID(お客さまID)を用意して、電話かドコモショップへ向かうことになります。
申込みから切り替わるまでは10日ほどが目安です。切り替え日より前に、新しいプロバイダからIDとパスワードの書類が届きます。
【申込みから開通までの流れ】
- ドコモの窓口で変更を申し込む
- 新しいプロバイダから書類が届く
- 切り替え日に接続設定をやり直す
- 旧プロバイダの契約状態を確認する
4つめを飛ばさないでください。二重払いは、この一手間だけで防げます。
ドコモ光そのものを解約する場合は、プロバイダ側の手続きが変わります。


ドコモ光のプロバイダ変更でよくある質問
申込み直前につまずきやすい4つの疑問に、公式で確認できた内容で答えます。
プロバイダ変更は何回でもできますか
回数の制限はありません。ただし変更のたびに事務手数料3,300円がかかります。
ドコモ光電話の番号は変わりますか
変わりません。プロバイダ変更は回線の契約に手を触れないため、電話番号はそのまま使えます。
前に使っていたプロバイダに戻せますか
戻せない会社があります。ドコモnet・plala・OCNは2024年2月末で新規受付を終了しており、一度離れると再契約できません。
受付を終了したプロバイダを使っている方は、変更が片道切符になります。
事業者変更でも事務手数料はかかりますか
条件次第です。2022年7月1日以降にドコモ光を開通して契約を続けている人は、ドコモ公式の案内で対象外とされています。
速度が理由なら乗り換え先も一度は並べておく


速度への不満がきっかけなら、乗り換え先も一度は見ておく価値があります。プロバイダ変更と違い、こちらは特典を受け取れる側の手続きです。
選び方は単純で、工事を受け入れるかどうかで分かれます。
| NURO光 | 楽天ひかり | |
|---|---|---|
| 回線の種類 | 独自回線 | 光コラボ |
| 工事 | 必要 | 不要 |
| 混雑の影響 | 受けにくい | ドコモ光と同程度 |
| 向いている人 | 速度そのものを変えたい | 手間を増やしたくない |
NURO光は独自の設備を使うぶん、混雑の影響を受けにくくなります。工事の日程を待てるなら、速度の変わり方は大きくなります。
楽天ひかりはドコモ光と同じNTTの設備を使うため、切り替えに工事は要りません。






ドコモ光以外も含めて主要な乗り換え先を比べたい方は、こちらで整理しています。


乗り換えると決めたら、承諾番号の取り方から確認してください。


まとめ|3,300円を払う前に確かめる3つのこと


プロバイダ変更は身軽な手続きです。ただし、放っておくと片付かないものが残ります。
【申込み前に確かめること】
- 遅いのは夜だけか、それとも一日中か
- メールを有料で残すか、手放すか
- 3,300円と乗り換えの特典は、どちらが大きいか
そして切り替えが済んだあと、旧プロバイダに契約が残っていないか確かめる。ここまでで完了です。















