enひかり電気とは?セット割で110円引き+電気代も安くなる仕組み
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enひかりには「enひかり電気」という電気とのセット契約サービスがあります。ネット料金が月額110円割引になるだけでなく、電気料金も市場連動型の仕組みで安くなる可能性があるお得なサービスです。
この記事では、enひかり電気について以下の内容を詳しく解説します。
- enひかり電気の仕組みとセット割の詳細
- 年間1,320円お得になる具体的なメリット
- 市場連動型価格のデメリットと注意点
enひかり電気とは?
enひかり電気は、光回線サービス「enひかり」を運営する株式会社緑人が提供する電気サービスです。enひかりとセットで契約することで、ネット料金が割引になる仕組みになっています。
サービス概要
enひかり電気は、enひかりの光回線契約とセットで利用できる電力サービスです。運営会社の株式会社緑人は2007年設立で、光回線事業で15年以上の実績がある企業です。
提供エリアは全国で、既存の大手電力会社のエリアであればどこでも切り替えが可能です。北海道から沖縄まで、日本全国で利用できる点が大きな特徴となっています。



2つのメリット
enひかり電気の最大の魅力は、2つの料金メリットが同時に得られることです。
1つ目は、enひかりのネット料金が月額110円割引になること。年間にすると1,320円の節約になります。この割引は戸建てでもマンションでも同額適用されます。
2つ目は、電気料金そのものも市場連動型の価格設定により、大手電力会社より安くなる可能性があることです。市場価格に応じて料金が変動する仕組みのため、電力市場が安定している時期には大手より低価格で利用できます。



基本料金体系
enひかり電気のセット割を適用すると、ネット料金は以下のように割引されます。
| プラン | 通常料金 | セット割適用後 | 年間割引額 |
|---|---|---|---|
| 戸建て | 4,620円 | 4,510円 | 1,320円 |
| マンション | 3,520円 | 3,410円 | 1,320円 |
電気料金については、市場連動型の価格設定となっており、お住まいのエリア(旧電力会社エリア)によって単価が異なります。基本的には大手電力会社の従量電灯プランと同等か、やや安い水準で推移することが多いです。
enひかり電気のメリット5つ


enひかり電気には、料金面だけでなく契約のシンプルさや自由度の高さといったメリットがあります。ここでは5つの主なメリットを詳しく解説していきます。
メリット1: ネット料金が年間1,320円お得
最も分かりやすいメリットは、enひかりの月額料金が110円割引されることです。月額110円×12ヶ月で、年間1,320円の節約になります。
他社の光回線でもスマホとのセット割を提供していますが、多くの場合はドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアのスマホ契約が必須です。格安SIMを使っている方にとっては、スマホキャリアの縛りがないenひかり電気の割引は貴重な選択肢となります。



メリット2: 電気料金も安くなる可能性
enひかり電気は市場連動型の価格設定を採用しています。これは電力市場の取引価格に応じて料金が変動する仕組みで、市場価格が安定している時期には大手電力会社より低価格で電気を使えます。
2023年〜2024年の実績では、多くの月で大手電力会社の従量電灯プランより安い水準で推移していました。特に春や秋の電力需要が落ち着く時期には、月額で数百円〜1,000円程度の節約になるケースもあります。



メリット3: 契約がシンプル
enひかりと電気を1社でまとめられるため、契約管理がシンプルになります。請求書も1枚にまとまるため、家計管理がしやすくなる点も見逃せないメリットです。
支払い方法もクレジットカードまたは口座振替で一本化できます。複数の会社に別々に支払う手間がなくなるため、特に一人暮らしで忙しい方には便利なサービスといえます。
メリット4: 解約金なし
enひかり電気の大きな強みは、電気もネットも解約金が0円であることです。多くの電力会社では1年〜2年の契約期間が設定されており、期間内の解約には違約金が発生します。
しかしenひかり電気は契約縛りがありません。試しに使ってみて、もし自分に合わなければいつでも無料で解約できます。このリスクの低さは、新しいサービスを試す際の大きな安心材料になります。






メリット5: 環境に優しい電力
enひかり電気は、再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいます。完全なグリーン電力ではありませんが、電力調達において環境負荷の少ない電源を優先的に選択する方針を打ち出しています。
電気代を節約しながら環境にも配慮したいという方にとっては、選択肢として検討する価値があるサービスです。
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enひかり電気のデメリット3つ


メリットの多いenひかり電気ですが、デメリットも正直にお伝えします。特に市場連動型の価格変動リスクについては、契約前にしっかり理解しておくことが重要です。
デメリット1: 市場連動型=価格変動リスク
enひかり電気の最大のデメリットは、市場連動型の価格設定であることです。電力市場の取引価格に応じて料金が変動するため、市場価格が高騰した際には電気代が跳ね上がる可能性があります。
実際、2021年冬には電力市場価格が異常高騰し、市場連動型プランを契約していた多くのユーザーが高額請求に悩まされました。enひかり電気も同様のリスクを抱えています。
対策としては、毎月の料金推移を確認し、高騰の兆候が見られたら早めに大手電力会社のプランに戻すことが重要です。幸い解約金はないため、フットワーク軽く動けます。






デメリット2: 大手電力会社ほどの実績はない
enひかり電気は比較的新しいサービスであり、東京電力や関西電力といった大手電力会社ほどの長期的な実績はありません。運営会社の株式会社緑人は2007年設立で光回線事業では実績がありますが、電力事業では後発組です。
ただし、電力自由化以降、多くの新電力が参入しており、その中では緑人は通信事業での実績がある点で信頼性は高いといえます。また、電力供給そのものはNTTのネットワークと同様に既存の送配電網を使うため、供給面での心配は不要です。
デメリット3: オール電化住宅には向かない場合も
enひかり電気には、オール電化住宅向けの深夜電力プランがありません。オール電化住宅では夜間の電気使用量が多いため、深夜料金が安いプランでないと電気代が高くなってしまいます。
オール電化住宅にお住まいの方は、大手電力会社のオール電化プランを継続する方が経済的です。enひかり電気への切り替えは慎重に検討してください。
enひかり電気と他社セット割の比較
光回線と電気のセット割は、enひかりだけでなく大手キャリアの光回線でも提供されています。ここでは各社のセット割を比較し、enひかり電気の位置づけを明確にします。
| サービス | ネット割引額 | スマホ必須? | 電気セット |
|---|---|---|---|
| enひかり電気 | 110円/月 | 不要 | あり |
| ドコモ光+でんき | 最大3,850円/月 | 必須(ドコモ) | あり |
| auひかり+でんき | 最大2,200円/月 | 必須(au) | あり |
| ソフトバンク光+でんき | 最大1,100円/月 | 必須(SoftBank) | あり |






enひかり電気の強み
表を見ると、確かに大手キャリアのセット割の方が割引額は大きいです。しかしenひかり電気には以下の独自の強みがあります。
スマホキャリアの縛りがないことが最大の特徴です。ドコモ光やauひかりのセット割を受けるには、それぞれドコモやauのスマホ契約が必須です。格安SIMを使っている方は、そもそもこれらのセット割の対象外となってしまいます。
enひかり電気なら、どのスマホを使っていても110円割引を受けられます。楽天モバイル、ahamo、LINEMO、UQモバイル、ワイモバイルなど、格安SIMユーザーにとっては貴重な割引サービスです。
また、解約金がない点も大きな違いです。大手キャリアの光回線は2〜3年の契約縛りがあり、期間内の解約には違約金が発生します。enひかりは契約縛りなしのため、リスクを抑えて試せます。
大手キャリアセット割の強み
一方で、大手キャリアのスマホを家族で複数台契約している場合は、大手キャリアの光回線とのセット割の方がトータルで安くなります。
例えばドコモ光の「ドコモ光セット割」は、家族のドコモスマホ1回線につき最大1,100円割引されます。家族4人がドコモを使っていれば、月額4,400円の割引になり、enひかり電気の110円割引とは比較になりません。
ただしこの場合、スマホも光回線も同じキャリアで固定されてしまうため、乗り換えの自由度は低くなります。ライフスタイルや家族構成に合わせて、柔軟に選ぶことが大切です。
enひかり電気の申込方法
enひかり電気への切り替えは、オンラインで簡単に完了します。現在の電力会社への解約連絡も不要で、すべてenひかり側が手続きしてくれるため手間がかかりません。
申込の流れ
- enひかり公式サイトから申込
公式サイトの申込フォームにアクセスします。 - 電気セット申込にチェック
申込画面で「enひかり電気もセットで申し込む」の項目にチェックを入れます。 - 現在の電力会社情報を入力
検針票を手元に用意し、お客様番号や供給地点特定番号などを入力します。 - 切り替え完了(約1〜2ヶ月)
申込後、1〜2ヶ月程度で切り替えが完了します。切り替え日は書面またはメールで通知されます。






必要なもの
申込時に準備するものは以下の2点です。
- 検針票(現在の電力会社)
お客様番号、供給地点特定番号が記載されています。Web明細の場合はログインして確認できます。 - クレジットカードまたは口座情報
支払い方法として登録します。enひかりの料金とまとめて請求されます。
切り替え時の注意点
電力会社の切り替えには、いくつか注意すべき点があります。
まず、スマートメーター未設置の場合は工事が必要です。ただしこの工事は無料で、作業員が訪問して10分程度で完了します。立ち会いも不要な場合がほとんどです。
また、現在の電力会社への解約連絡は不要です。enひかり側が切り替え手続きの中で解約処理を行ってくれるため、ユーザーが何かする必要はありません。
enひかり電気の申込と同時にenひかりの光回線も新規で契約する場合の詳しい手順は、以下の記事で解説しています。


enひかり電気はこんな人におすすめ


enひかり電気のメリット・デメリットを踏まえて、どんな人に向いているのか、向いていないのかを整理します。
向いている人
- 格安SIMユーザー
大手キャリアのスマホセット割が使えない方にとって、貴重な割引サービスです。 - 一人暮らし・二人暮らし
電気使用量が少なめの世帯では、市場連動型でも大きなリスクにはなりにくいです。 - 電気代を少しでも節約したい
ネット代110円割引に加え、電気代も安くなる可能性があります。 - 契約をシンプルにまとめたい
ネットと電気を1社でまとめることで、支払い管理が楽になります。 - 解約金なしで試したい
契約縛りがないため、リスクなく気軽に試せます。



向いていない人
- オール電化住宅
深夜電力プランがないため、電気代が高くなる可能性があります。 - 大手キャリアスマホで家族割がある
家族でドコモやauを使っている場合、大手キャリアのセット割の方がトータルで安くなります。 - 市場連動型が不安
料金変動リスクを絶対に避けたい方は、固定料金の大手電力会社プランの方が安心です。
よくある質問(FAQ)
enひかり電気についてよく寄せられる質問をまとめました。
Q1: 既にenひかりを使ってるけど、後から電気セット追加できる?
A: できます。enひかりのマイページから電気セットの追加申込が可能です。既存契約者でも後からセット割を適用できます。
Q2: 電気だけ契約できる?
A: できません。enひかり電気は、enひかりの光回線契約とのセット契約が必須です。電気単体での契約はできません。
Q3: 市場連動型って危険じゃない?
A: 価格高騰リスクはあります。2021年冬のような異常事態では料金が跳ね上がる可能性があります。ただし過去の実績では、通常時は大手電力より安い傾向でした。毎月の料金推移をチェックすることが重要です。
Q4: 解約時に違約金はかかる?
A: かかりません。enひかりも電気も、いつ解約しても違約金は0円です。契約縛りがないため、安心して試すことができます。
Q5: 電気の支払い方法は?
A: enひかりと合算請求されます。支払い方法はクレジットカードまたは口座振替です。ネット料金と電気料金がまとめて請求されるため、別々に支払う手間はありません。
まとめ:enひかり電気で年間1,320円お得に
enひかり電気は、ネット料金が月110円(年間1,320円)割引になるセット割サービスです。電気料金も市場連動型の仕組みで安くなる可能性があり、格安SIMユーザーや一人暮らしの方には特におすすめできます。
最大の魅力は、スマホキャリアの縛りがなく、解約金もないこと。大手キャリアのセット割が使えない格安SIMユーザーにとっては、貴重な割引サービスとなっています。
ただし市場連動型の価格設定のため、電力市場が高騰した際には料金が上がるリスクがあります。毎月の料金推移をチェックし、異変があれば早めに対応することが大切です。






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