おすすめのWi-Fiルーター10選

固定回線

今やほとんどの人がスマホを持つ時代。スマホやパソコンだけでなく、家電の中にもWi-Fiでインターネットに接続する機器も少なくありません。高速で安定した通信をするためには、自分の環境に適したルーターを選ぶことが大切です。

とはいえ、ルーターの製造メーカーは国内外に多数あり、販売されている商品の種類も膨大です。スペックを確認しようにも、初心者にはよくわからない用語も多用されており、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

この記事ではメーカーで公開されているスペック、ネット上の口コミ、一部の機種ですが実際に使用した所感を踏まえ、おすすめのルーター10選を紹介します。よろしければ参考にしてみてください。

おすすめのルーター10選をケース別に紹介

各ルーターのスペックやおすすめ理由については後ほど紹介しますが、まずは状況別におすすめのルーターをそれぞれ3つずつ紹介していきます。

末尾の価格は記事作成時点の参考価格です。実際に購入する際には変更となっている場合もありますのでご了承ください。(リンクをクリックするとページ下部へジャンプします)

一人暮らしにおすすめ
[BUFFALO] WSR-3200AX4S-BK(Wi-Fi6対応) \10,980
[BUFFALO] WSR-1500AX2S-BK(Wi-Fi6対応) \5,861
[BUFFALO] WSR-2533DHP3-BK \7,800
できるだけコストを抑えたい人におすすめ
[BUFFALO] WSR-1500AX2S-BK(Wi-Fi6対応) \5,861
[NEC] Aterm WG1200HS4 PA-WG1200HS4 \4,158
[BUFFALO] WSR-1166DHPL2 \4,580
複数端末を同時に利用したい人におすすめ
[BUFFALO] WSR-5400AX6S-MB(Wi-Fi6対応) \14,980
[BUFFALO] WXR-6000AX12S(Wi-Fi6対応) \38,280
[NEC] Aterm WX3600HPPA-WX3600HP(Wi-Fi6対応) \15,980
通信に速度と安定性を求める人におすすめ
[BUFFALO] WXR-6000AX12S(Wi-Fi6対応) \38,280
[NEC] Aterm WX6000HPPA-WX6000HP(Wi-Fi6対応) \27,874
[ASUS] RT-AX3000RT-AX3000(Wi-Fi6対応) \18,800

ルーターの詳細

各ルーターのスペックについて紹介していきます。

おすすめ度の高いものから順に記載していますが、最適なルーターというものは使う人の環境や、求める条件によっても変わってきます。うしろの方で紹介しているからといって、決して性能やコスパが劣っているわけではありません。

[BUFFALO] WSR-5400AX6S-MB

出典:Amazon.co.jp

BUFFALOからプレミアモデルとして発売された本機種は、大容量・多台数通信に強い「Wi-Fi6」に対応したモデルです。1.5GHzのトリプルコアCPUを搭載しており、高速で安定した処理性能を備えています。ハイエンドとまでは言えなくても、コストパフォーマンスに優れた機種であるといえます。

使用できるモードは、ルーター/アクセスポイント/Wi-Fi中継機の3つ。2台目、3台目のルーターとしてもおすすめです。

電波強度を判別し、5GHz帯と2.4GHz帯を自動で切り替える「バンドステアリングLite」機能は、部屋中どこにいても快適な通信をサポートします。部屋を移動する度に手動で帯域を切り替える必要がないのは便利ですよね。

最大転送速度 4804Mbps(5GHz帯)、573Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(4×4)+2.4GHz(2×2)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅59×高さ177×奥行175mm 重量 約650g
セキュリティ規格 OPEN,WPA,WPA/WPA2-mixed,WPA2,WPA2/WPA3,WPA3,Any接続拒否,プライバシーセパレーター,MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[BUFFALO] WSR-3200AX4S-BK

出典:Amazon.co.jp

こちらはBUFFALOからスタンダードモデルとして発売された機種です。最新規格のWi-Fi6だけでなく、複数端末の同時通信でも速度が落ちにくい「MU-MIMO」にも対応しています。

BUFFALOが販売しているルーターでWi-Fi6に対応している製品は、上位モデルからエントリーモデルまで幅広い価格帯のものがあります。こちらは中位モデルとなりますが、一人暮らしの人にはもちろん、家族で利用する予定の人にもおすすめめできる機種です。

ただし、オンラインゲームなどで高速通信・徹底したラグの回避を目的とする場合は、あと数千円出して上位モデルの「WSR-5400AX6S-MB」を選んだほうが安心です。

最大転送速度 2401Mbps(5GHz帯)、800Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz、2.4GHz共通(4×4)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅37.5×高さ160×奥行160mm 重量 約390g
セキュリティ規格 ステートフルパケットインスペクション(SPI)、パケットフィルタリング、VPNマルチパススルー(PPTP) 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[BUFFALO] WSR-1166DHPL2

出典:Amazon.co.jp

こちらはBUFFALOのエントリーモデルで、なんとお値段5千円以下で手に入ります。

Wi-Fi6には対応していませんが、上位モデルと同じくIPv6には対応しており、ビームフォーミングも備えているので安定した通信が可能です。エントリーモデルであるものの、スペックを見ても特に大きな欠点というほどのものは見当たりません。遭えて挙げるとすればWi-Fi6未対応という点でしょうか。

今ルーターを買うならWi-Fi6に対応している機種をおすすめしますが、初めてルーターを購入する人や、通信速度にそこまで強いこだわりがないのであればこの機種で必要十分という人も多いはず。

注意したい点は「WSR-1166DHPL2」には中継機能が無いという点です。「まずは価格の安い本機種を購入して、不足を感じたら上位モデルを買って本機種は中継器として利用しよう」という使い方はできませんので、不安な人は始めから上位モデルの購入をおすすめします。

最大転送速度 866Mbps(5GHz帯)、300Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz、2.4GHz共通(2×2)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅55×高さ159×奥行130mm 重量 約241g
セキュリティ規格 ステートフルパケットインスペクション(SPI)、パケットフィルタリング、VPNマルチパススルー(PPTP) 推奨環境 戸建2階、マンション3LDK


[BUFFALO] WXR-6000AX12S

出典:Amazon.co.jp

こちらはBUFFALOのフラッグシップ(最上級)モデルです。最大転送速度は他の機種よりも早く、12ストリームなので通信の安定性も抜群です。アンテナは3軸回転機構なのでどこに置いても好きな位置に向けることができます。

ネット上の口コミでは「〇倍速くなった」「部屋の隅でも安定して使える」など、高速通信や電波の強さに満足している声が目立ちます。

一方で、サイズが大きく重量もあるため、置き場所に困るといった声も。ルーターの見た目なんて気にしない、という人が多いかとは思いますが、見た目の存在感は好みが分かれるかもしれません。

最大転送速度 4803Mbps(5GHz帯)、1147Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 外付けタイプ ストリーム数 5.0GHz(8×8)+2.4GHz(4×4)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3
サイズ 幅300×高さ195×奥行75mm 重量 約1,580g
セキュリティ規格 ステートフルパケットインスペクション(SPI)、パケットフィルタリング、VPNマルチパススルー(PPTP) 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[NEC] Aterm WX3600HPPA-WX3600HP

出典:楽天市場

こちらはNEC製のWi-Fi6に対応している機種です。親機・子機・中継器として利用することができ、快適に通信できる目安は12人までとされているため、一般家庭での利用であれば十分なスペックを備えているといえるでしょう。

同価格帯でWi-Fi6に対応済みの製品に、BUFFALOの「WSR-5400AX6S-MB」があるので、どちらにしようか迷う人もいるかもしれません。こちらの機種はストリーム数が4×4と、BUFFALO製のものより2多いという違いがあります。ただし、違いを体感できるほど通信速度や安定性に差があるかというと、そこまで気にする程ではないかもしれません。デザインの好みや、個人のメーカーに対する信頼性で選んで問題ないでしょう。

最大転送速度 2402Mbps(5GHz帯)、1147Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(4×4)+2.4GHz(4×4)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅515×高さ215×奥行200mm 重量 約800g
セキュリティ規格 SSID、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[NEC] Aterm WG1200HS4 PA-WG1200HS4

出典:楽天市場

5,000円以下というリーズナブルな価格帯でありながら、ビームフォーミングMUーMIMOの機能が備わっています。Wi-Fi6には対応していませんが、1~2人で利用する分にはコスパの良い製品です。

専用アプリ「Aterm スマートリモコン」を使えば、接続している端末を一覧で確認することができます。見知らぬ端末からのアクセスを防いだり、子どものゲーム機など接続時間を制限したりといった利用方法が可能です。

最大転送速度 867Mbps(5GHz帯)、300Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(2×2)+2.4GHz(2×2)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac LANポート 最大最大1Gbps×3
サイズ 幅33×高さ146×奥行97mm 重量 約200g
セキュリティ規格 SSID、MAC アドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能、WEP(128bit)、WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[ASUS] RT-AX3000RT-AX3000

出典:楽天市場

ASUSからゲーミングモデルとして発売された本機種。LANポートの1つがゲームに適した仕様になっており、ゲーム中のパケット通信をスムーズに行うことができます。

ASUSの機種の特徴としては、独自のメッシュ技術であるAiMeshがあります。この機能を使って複数のルーターを接続することで、屋内の隅々まで電波が届きやすくなります。また、通常の中継機器と違ってルーターのSSIDとパスワードを統一することができるため、移動する度に一々電波強度の強いルーターに接続し直す手間が不要です。

モデルチェンジにより「RT-AX3000 V2」となっておりますが、モデルチェンジ前後で両者のスペックに大きな違いはありません。購入するなら価格の安い方を選べばOKです。

最大転送速度 2402Mbps(5GHz帯)、574Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 外付けタイプ ストリーム数 5.0GHz(2×2)+2.4GHz(2×2)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅154×高さ160×奥行224mm 重量 約538g
セキュリティ規格 Trend Micro?「AiProtection」 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[BUFFALO] WSR-1500AX2S-BK

出典:Amazon.co.jp

手頃な価格でWi-Fi6を利用できる、BUFFALO製の中位モデルのルーターです。ビームフォーミングやMU-MIMOといった機能を備えているため、繋がりやすく安定した通信を期待できます。

親機としてはもちろんですが、中継機能やメッシュWi-Fiにも対応しています。初めてルーターを購入する人だけでなく、2・3台目としても活用できるでしょう。

初期設定はスマホアプリから簡単に行うことができるため、あまり機器に詳しくない人でも安心です。

最大転送速度 1201Mbps(5GHz帯)、300Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(2×2)+2.4GHz(2×2)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×3
サイズ 幅40×高さ148×奥行133mm 重量 約300g
セキュリティ規格 WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WPA/WPA2 Personal、WEP(128-bit / 64-bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限 (最大登録許可台数:64台) 推奨環境 戸建2階、マンション3LDK


[BUFFALO] WSR-2533DHP3-BK

出典:Amazon.co.jp

Wi-Fi6には対応していないものの、ビームフォーミングやMU-MIMO、セキュリティ機能や子どもタイマーなど、一通り必要な機能が揃っています。最大転送速度についても5GHz帯で1733Mbpsと、同価格帯の他の製品と比べてもコスパは悪くありません。

この製品自体は完成度の高い機種なのですが、今新たにルーターを購入するのであれば、やはりWi-Fi6に対応している機種を選ぶことをおすすめします。あと3千円ほど足せばBUFFALOの上位機種「WSR-3200AX4S-BK」を購入することができます。比較的新しいiphoneやゲーム機を接続したり、長くルーターを使う予定があるのであればWi-Fi6への対応機種を検討してみてください。

最大転送速度 1733Mbps(5GHz帯)、800Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(4×4)+2.4GHz(4×4)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅37.5×高さ160×奥行160mm 重量 約382g
セキュリティ規格 ステートフルパケットインスペクション(SPI)、パケットフィルタリング、VPNマルチパススルー(PPTP) 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK


[NEC] Aterm WX6000HPPA-WX6000HP

出典:楽天市場

5GHz帯の最大転送速度が4804Mbps、8ストリームと、高速で安定した通信を期待できる本機種。もちろんWi-Fi6にも対応しています。ストリーム数が多いにもかかわらず、アンテナは内蔵型なので見た目はすっきりとした印象です。置き場所にも困らないのもうれしいですよね。

端末の電波強度や周波数帯の混雑状況を判別し、自動で5GHz帯と2.4GHz帯を切り替えてくれる「バンドステアリング」機能は快適な通信を提供します。

最大転送速度 4804Mbps(5GHz帯)、1147Mbps(2.4GHz帯) 周波数帯 デュアルバンド(5.0GHz+2.4GHz)
アンテナ 内蔵タイプ ストリーム数 5.0GHz(8×8)+2.4GHz(4×4)
通信規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6) LANポート 最大1Gbps×4
サイズ 幅51.5×高さ215×奥行200mm 重量 約900g
セキュリティ規格 SSID、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能、WPA2-PSK (AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)All Mix、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transition、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open、Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open Transition 推奨環境 戸建3階、マンション4LDK