ホームルーターHR02が出るらしいけど、今の機種とは何が違うの?
通信速度が速くなったり新しい機能が追加されたりしているよ
NTTドコモは、5G対応ホームルーター「home 5G HR01」の後継機となる「home 5G HR02」について、2023年2月以降に発売予定であることを発表しました。
ホームルーターを使えば工事不要・置くだけでWiFi接続できるので、何らかの事情でネット工事をできない人や引っ越しの多い人にとってはありがたいですよね。
早ければ現行モデルの発売から約1年半ぶりの新機種の登場ということで、どの程度性能が向上しているか気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事では先日発表されたNTTドコモの「home 5G HR02」について、現行の機種との違いを簡単に紹介します。
HR01とHR02の違いは大きく3つ
まず始めに、それぞれの機種のスペックを比較した一覧表をご覧ください。
HR01 | HR02 | |
発売日 | 2021年8月 | 2023年2月以降 |
カラー | ダークグレー | ダークグレー |
5G最大速度 | 下り最大4.2Gbps | 下り最大4.2Gbps |
上り最大218Mbps | 上り最大218Mbps | |
4G最大速度 | 下り最大1.7Gbps | 下り最大1.7Gbps |
上り最大131.3Mbps | 上り最大131.3Mbps | |
サイズ | 約170(H)×約95(W)×約95(D)mm | 未定 |
重量 | 約720g | 未定 |
無線LAN 規格 |
IEEE802.11a/最大54Mbps IEEE802.11b/最大11Mbps IEEE802.11g/最大54Mbps IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/最大867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/最大1201Mbps |
IEEE802.11a/最大54Mbps IEEE802.11b/最大11Mbps IEEE802.11g/最大54Mbps IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/最大600Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/3467Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/4804Mbps |
有線LAN 規格 |
IEEE802.3ab(1000BASE-T) IEEE802.3u(100BASE-TX) |
IEEE802.3bz(2.5GBASE-T) IEEE802.3ab(1000BASE-T) IEEE802.3u(100BASE-TX) |
USB テザリング |
非対応 | 非対応 |
同時接続 台数 |
65台(Wi-Fi 64台/有線 1台) | 最大66台(Wi-Fi 64台/有線 2台) |
かんたん 接続機能 |
WPS / QRコード接続 | WPS / QRコード接続 |
メッシュ Wi-Fi |
非対応 | EasyMesh |
電源 | 100-120V、50/60Hz | 100V、50/60Hz |
消費電力 | 最大22W | 未定 |
付属品 | ACアダプタ、LANケーブル | ACアダプタ、LANケーブル(試供品) |
HR02が発売されるのは2023年2月以降のため、サイズや重量、通信速度の実測値、実際に電波の入るエリアなど、具体的なことはまだ不明な点も多いです。
上の表からわかることとして、現時点で発表されている内容によると、現行機種であるHR01との大きな違いは次の3点ということがわかります。
- Wi-Fiの接続速度が向上
- LAN接続が2.5Gポートに対応
- メッシュWi-Fiに対応
それぞれについて説明していきます。
Wi-Fiの接続速度が向上
1つ目の違いはWi-Fiの接続速度が向上しているという点です。
HR01ではIEEE802.11n(Wi-Fi 4)が最大300Mbps、ac(Wi-Fi 5)が最大867Mbps、ax(Wi-Fi 6)が最大1201Mbpsでした。
これに対しHR02ではIEEE802.11n(Wi-Fi 4)が最大600Mbps、ac(Wi-Fi 5)が最大3467Mbps、ax(Wi-Fi 6)が最大4804Mbpsと大きく向上しています。
元回線の速度としては5Gで下り最大4.2Gbps、4Gで下り最大1.7Gbpsと変わりはないでのすが、各端末との接続速度が大きく向上しています。実測値がどの程度となるかはまだわかりませんが、体感での通信速度がどの程度変わってくるか楽しみなところではあります。
LAN接続が2.5Gポートに対応
2つ目はLAN接続が2.5Gポートに対応するという点です。
HR01では有線で接続する場合、最大通信速度1Gbpsとなる1000ベースという規格でした。これに対し、HR02では新たに最大通信速度2.5GbpsであるLANポートが追加されました。
もちろん理論上の数値なので、実際に有線接続した場合の通信速度が単純に2.5倍になるというわけではないのですが、こちらも規格上は大幅な通信速度向上ということができます。
ただし、IEEE802.3bz(2.5GBASE-T)で有線接続する場合はHR02と接続する端末側も同規格に対応している必要があります。もし対応していない場合は、有線よりも無線で接続した方が通信速度が速いといったことも起こり得ます。有線での高速通信を期待している人は事前に対応規格をチェックし、必要であればアダプタなどを別途用意するとよいでしょう。
メッシュWi-fiに対応
3つ目は、新たにメッシュ対応するという点です。
住んでいる環境によっては間取りが多かったり、2階・3階建てだったりといった理由から、HR01の1台だけでは部屋の隅々まで電波が届かないという場合もありますよね。このような時は、中継器となるルーターを利用することで問題を解決することができます。
ただしこの場合、部屋を移動する際には電波の強弱によって、接続するSSIDを手動で切り替える必要がありました。
一方、HR02では新たにWi-Fi EasyMeshTM の規格に対応します。これにより、同じく EasyMeshTMに対応する機器を複数設置することで、自宅にメッシュ環境を構築することができるようになりました。
単なる中継機能と異なり、メッシュWi-Fiでは異なるSSID間の切り替えを自動でシームレスに行うことができます。慣れてしまえば大した手間には感じないかもしれませんが、移動の度にアクセスポイントを切り替える作業がなくなるのはうれしいですよね。
まとめ
HR02では通信速度の向上により快適性が増し、新たにメッシュWi-Fiを使えるようになるというのが大きな変更点でした。
ただ、HR01の通信速度は5Gで最大4.2Gbpsと固定回線と比べてもスペックとしては劣るものではありません。ドコモのホームルーター「home 5G HR01」はホームルーターの中でも比較的評判の良い機種なので、現在ホームルーターの導入を検討している人は、契約期間の縛りもありませんし、とりあえずHR01を導入してみるのもアリです。
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\HR01の詳細はこちら/ 工事不要!ドコモのホームルーター