ノココ








home 5Gからドコモ光への乗り換えを調べていると、「解約金0円」という言葉が目に入ります。
けれど、それだけで損得は決まりません。解約しても、端末代の支払いは残ります。
しかも、その残債を肩代わりしてくれる制度から、home 5Gだけが外されています。
home 5Gからドコモ光への乗り換えは端末残債で損得が決まります


損得を分けるのは、月額料金でも速度でもありません。home 5Gの端末代がいくら残っているか、その一点です。
解約した時点で割引が止まり、残りは自己負担になるためです。
解約金0円でも残るものがあります
home 5Gに契約期間の縛りはなく、解約金も0円です。ここは事実で、他社のような違約金は発生しません。
ただし端末は購入契約です。分割払いと同額の月々サポートが毎月割引され、払い終える頃に実質0円になる設計になっています。
解約すると割引だけが止まり、端末代の支払いは残ります。
HR02は73,260円を48回、HR01は36回の分割です。この回数を満了する前にやめると、残りが自己負担になります。






残り回数の数え方と残債の調べ方
残っている回数は、契約からの経過月で決まります。分割の支払いは契約月の翌月から始まるため、引いたあとに1を足します。
(分割回数 − 契約経過月)+ 1 = 残っている回数
HR02を48回で購入した場合の目安を並べます。1回あたりの支払いは1,526円です。
| 契約からの経過 | 残り回数 | 残債の目安 |
|---|---|---|
| 12ヶ月目 | 37回 | 56,462円 |
| 24ヶ月目 | 25回 | 38,150円 |
| 30ヶ月目 | 19回 | 28,994円 |
| 40ヶ月目 | 9回 | 13,734円 |
支払い方法は、分割を続けるかドコモショップで一括にするかを選べます。金額そのものは、どちらでも変わりません。
正確な額はMy docomoの「機種分割お支払い金額の残金」で確認できます。
まずMy docomoを開いて、自分の残債を確認してください。ここが決まらないと、乗り換えるべきかどうかも決まりません。
この残債をどこまで取り戻せるかが判断材料になります。回収の手段になるのが、ドコモ光の正規窓口であるGMOとくとくBBのキャッシュバックです。
端末残債を肩代わりする特典はhome 5Gからの乗り換えでは使えません


他社から乗り換えると、解約金や端末残債を補填してくれる特典がドコモ光にはあります。ただしhome 5Gからの乗り換えは、名指しで対象外とされています。
ドコモ公式の乗り換え特典は「他社から」が条件です
ドコモには、他社からの乗り換えを対象にした補填の特典があります。解約金・撤去工事費・端末残債のうち、最大100,000ポイントが進呈されるものです。
対象になるのは「他社光回線」または「他社ホームルーター回線」からの乗り換えです。
その適用条件の注記に、home 5Gからの乗り換えについては対象外と明記されています。
同じドコモのサービス同士のため、他社からの乗り換えには当たりません。






回収手段はキャッシュバックだけになります
公式の補填が使えない以上、home 5Gユーザーが残債を取り戻す方法は1つに絞られます。プロバイダが独自に出しているキャッシュバックです。
裏を返せば、話はかなり単純になります。キャッシュバックが残債を上回るかどうか、それだけを見ればいいからです。
GMOとくとくBBのキャッシュバックで残債はどこまで戻るか


キャッシュバックの額は、申し込むオプションの組み合わせで変わります。ドコモ光だけなら10,500円、映像サービスとでんきをすべて組み合わせた場合は85,000円です。
残債の大きさに合わせて、必要な段だけ選べばよい仕組みになっています。
組み合わせごとの金額
| 申し込む内容 | キャッシュバック |
|---|---|
| ドコモ光のみ | 10,500円 |
| +Amazonプライム | 13,500円 |
| +ドコモでんき または ひかりTV(2年割) | 18,500円 |
| +ひかりTV(2年割) +DAZN for docomo | 35,500円 |
| +Lemino+ひかりTV +DAZN for docomo | 65,000円 |
| 上記+ドコモでんき +Amazonプライム | 85,000円 |
上記は、申し込み後の連絡希望日時を平日14〜17時に指定した場合の金額です。指定しない場合は、それぞれ500円少なくなります。
10ギガプランを選ぶと、上記の金額にさらに20,000円が加算されます。
映像サービスは90日以上の利用が条件です。すぐ解約すると対象から外れます。
損得を出す計算式
差し引きは、3つの数字を並べれば出せます。
キャッシュバック − 端末残債 − 事務手数料4,950円 = 手元に残る額
契約から30ヶ月目、残債が28,994円のケースで当てはめてみます。
| 申し込む内容 | 手元に残る額 |
|---|---|
| ドコモ光のみ | −23,444円 |
| +ひかりTV+DAZN | +1,556円 |
| +Lemino+ひかりTV+DAZN | +31,056円 |
残債が3万円近くあると、ドコモ光だけの申し込みでは足が出ます。オプションをどこまで組むかで、結果がはっきり変わります。
ただし映像サービスには月額料金がかかります。90日使ってから解約する前提なら、その3ヶ月分を差し引いて考えてください。






各オプションの条件はGMOとくとくBBの申し込みページに書かれています。残債の金額を先に出してから、どの段まで組むかを決めてください。
乗り換えで消えないものと新しくかかるもの


乗り換えで失うものは、思ったより少なめです。スマホの割引は続き、工事費も実質0円になります。
新しくかかるのは、契約事務手数料だけです。
スマホのセット割は乗り換えても続きます
home 5Gセット割とドコモ光セット割は、割引額が同じ設計です。どちらも家族のスマホ最大20回線まで、1回線あたり最大1,210円が割引かれます。
割引額は契約中のスマホプランによって変わるため、上限だけを鵜呑みにしないでください。
そして乗り換えの途中で両方を持っている期間は、ドコモ光セット割が優先して適用されます。ドコモの公式説明にそう書かれています。
工事費は実質0円でも事務手数料は残ります
ドコモ光を新規で申し込むと、工事料に相当するdポイントが戻ります。ただし現金ではなく、期間・用途限定のdポイントです。
進呈が始まるのは利用開始月の7ヶ月後から。そこから24ヶ月かけて分割で進呈されます。
2年以内に解約すると、工事料の全額は戻りきりません。
一方、契約事務手数料の4,950円は、どの特典を使っても消えません。必ずかかる費用として計算に入れてください。
工事費の内訳と、実質0円になる仕組みはこちらでまとめています。


home 5Gを続けたほうがいい人とドコモ光に替えたほうがいい人


判断を決めるのは、残債とキャッシュバックの差、そして今の家に何年住むかです。目安を並べます。
| home 5Gを続ける | ドコモ光に替える | |
|---|---|---|
| 端末の残債 | まだ大きく残っている | 少ない、または キャッシュバックで上回れる |
| 住む期間 | 2〜3年で引越す予定 | 数年は動かない |
| 工事 | できない、したくない | 受け入れられる |
| 使い方 | 一人か二人で ネットと動画が中心 | 家族で同時に使う オンラインゲームをする |
続けるほうを選んでも、損ではありません。残債が大きい時期に、あえて動く理由はないからです。
逆に、キャッシュバックが残債を上回るなら、待つ理由はありません。特典の内容は予告なく変わるためです。






home 5Gを続ける場合、引越しのときは設置場所住所の変更手続きが必要になります。


乗り換えの手順|home 5Gの解約を先にしてはいけません


順番は1つだけ決まっています。ドコモ光が開通してから、home 5Gを解約します。
逆にすると、開通までの数週間をネットなしで過ごすことになるためです。
ドコモ光の開通を待ってから解約します
home 5Gとドコモ光は、別々の契約です。同時に持てるため、乗り換えのために先に解約する必要はありません。
ドコモ光は申し込みから開通まで、工事の有無によって2週間から1ヶ月ほどかかります。
先にhome 5Gを解約すると、その期間はネットが使えません。
申し込む前に、住んでいる場所がドコモ光の提供エリアかどうかも確かめておきましょう。


ネットが途切れない順番
【乗り換えの流れ】
- ドコモ光を申し込む
- 折り返しの電話で工事日を決める
- 工事・開通、つながることを確認する
- home 5Gを解約する
- 端末残債の支払い方法を決める
重なった期間は、home 5Gとドコモ光の両方の月額がかかります。開通を確認できたら、早めに解約の手続きを。






GMOとくとくBBはドコモ光の正規窓口のひとつで、キャッシュバックの条件が申し込みページに明記されています。電話で聞いた話と違い、あとから何度でも読み返せます。
ひとつ正直に言うと、受け取りには開通月を含む4ヶ月目に届くメールでの口座登録が必要です。
案内が届くのはGMOとくとくBBの基本メールアドレス宛。会員登録後に設置先住所へ送られる登録証に、そのアドレスが書かれています。
工事の中身や当日の流れが不安な方は、こちらで確認できます。


まとめ|判断材料は残債とキャッシュバックの2つだけ


home 5Gからドコモ光への乗り換えは、感覚ではなく数字で決められます。押さえるのは4つです。
【乗り換えを判断する4つのポイント】
- 解約金は0円だが、端末代の残債は残る
- 残債を補填する公式特典は、home 5Gからの乗り換えでは使えない
- 回収手段はキャッシュバックだけ。残債を上回るかで判断する
- 解約はドコモ光が開通してから。順番を逆にしない















